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ダルさと寂しさ

【元サイド】 元「具合い悪いから竹内先生呼んで」 看護師「どんな風に具合い悪いのかな?」 元「身体全部」 看護師「お熱上がってきちゃったかな?」 元「熱はずっと高いよ!いいから竹内先生呼んで!」 ・ ・ ・ 竹内「はいはい、お待たせしました」 パソコンと大量の資料を持って竹内先生がやっと来た 元「どこ行ってたの」 竹内「先生他にもお仕事たくさんあるんだよ」 元「明日やれば?」 竹内「明日は明日でたくさん仕事あるんだよ」    元「そんなな俺には関係ない」 竹内「はいはい」 ・ ・ ・ 俺のベッド用テーブルを使ってパソコンと資料を広げて仕事をする竹内先生の白衣のポケットを掴んで、疲れてきたので目を閉じた。 竹内先生がすかさず、俺を寝かそうとお腹をポンポンとしてくる 元「まだ8時だから寝ないよ」 竹内「頼むから寝てくれ」 元「やだ。」 竹内「俺の当直以外の時どうしてんの?」 元「この時間?TV見てる」 竹内「1人で?」 元「1人で」 竹内「……見なよ」 元「別にTV見たいから見てるわけじゃないんだよね、暇だから見てるの」 竹内「……今暇でしょ?」 元「暇じゃない」 竹内「負けず嫌いだよねー笑」 元「ねぇねぇ、明日当直誰?」 竹内「市村先生じゃなかったかな?」 元「げー。B班だと慣れないから緊張しちゃうんだよな」 竹内「大丈夫だよ、B班でも元は有名だから夜寂しくなったら相手してくれるよ笑」 元「市村先生はホント関わった事ないよ?」 竹内「たしかに話してるの見たことないかも」 元「なぞなんだよなー……B班で1番怖いって言うし」 竹内「なんだろうね……職人気質的な感じかな?めちゃくちゃ真面目。指導熱い系」 元「全然情報入って来ない」 竹内「おい!笑。 でも大丈夫だよマジな話、A班いなくても元の事みんな気にかけてるから」 元「……ほーん…」 竹内「嬉しいくせに笑」 元「別に嬉しくない」

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