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加藤先生の葛藤

【元サイド】 森田「17時だね、部屋戻ろうか」 元「はぁ…はぁ…」 終わったぁ…… 加藤先生も治療室に入ってきて、器具を外し着替えをさせてくれた 元「…おしっこしたい…」 加藤「歩いて行くの?」 元「行く……」 けど…… 元「もう…動けない……」 加藤「……うん、尿器でいい?」 元「ぅん……」 加藤先生が尿器をあててくれ、おしっこをしてからストレッチャーで大部屋へ戻った。 ・ ・ ・ 【加藤サイド】 加藤「治療代わってもらってすみません」 森田「…辛かったらいつでも代わるよ」 加藤「すみません…」 元の状態的にバイブとポンプを途中で強めなくてはいけないことは明らかだった。 けど…元の苦しむ顔をこれ以上見ると俺のメンタルが潰れてしまいそうで……森田先生がそれを察してくれて治療を代わってくれた 森田「当直の佐藤先生には元の事申し送っておくから、加藤先生今日はもう上がりなよ」 加藤「いやでも」 森田「明日俺午前外来だからさ、勇人の治療お願いしていい?」 加藤「……はい」 森田「勇人今発情期だからよろしくね笑。」 加藤「あっ…はい笑」 あれ?明日森田先生外来だったか?シフト変わった? 森田「明日は気分転換しよ」 肩をポンポン叩き治療室から出て行った。 森田先生もしかして……俺のためにシフト変えてくれた?

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