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いざ、大部屋へ②

【竹内サイド】 竹内「……勇人です!仲良くしてあげてね!」 子供達「はーい」 ガヤガヤ ガヤガヤ 1番手前のベッドに勇人を案内してカーテンを完全に締め切った。 竹内「大丈夫?緊張しちゃった?」 勇人「……ここ…何人部屋なの?」 竹内「えっとぉ…4人部屋なんだけど、空床あるから実質今は3人…ただ、ここ溜まり場みたくなってるから人多いんだよね……」 勇人「誰がホントの住人?」 竹内「なぜか2人ともいなかったね苦笑。」 勇人「えっ……住民不在?」 竹内「…そぅ…だね…(よくある)」 勇人「……僕自己紹介出来ないから…その2人来るまで竹内先生といる」 竹内「先生もう少ししたら治療行かなきゃいけないんだよねー、、、」 勇人「…………」 ヤバい……今日の病棟担当に頼むしかないな。 竹内「いい人いるからナースステーション行こう!」 ・ ・ ・ 【ナースステーション】 竹内「というわけで連れて来たんですけど……先生お取り込み中ですか?」 森田「カイトに宿題やらせてるだけだから大丈夫」 (というか……カイトここいたのか!) 竹内「すみません…よろしくお願いします。」 森田「勇人、こっち座りな」 森田先生の側に子供増やしちゃって申し訳ないな……仕事進まないよな…… 竹内「ホントすみません…… 治療行って来ます」 森田「行ってらっしゃい」 ・  ・ ・ 【勇人サイド】 森田「勇人、この子同じ部屋だからね。6号室は学年もみんな一緒だから話合うといいね」 なんとなく同い年な感じしたけどやっぱりそうか! カイト「カイトです。」 勇人「…勇人です…よろしく…」 同い年だけど……身体つきガッチリしてる……絶対運動神経いい……そして……めちゃくちゃクール?……そっけない?? カイト「森田先生、この問題解いたら部屋に戻ってもいいですか?」 森田「よくないです。このページせめて終わらせて」 カイト「…………1人でも出来ます」 すげー……静かに言い返した 森田「あーそう。じゃあその問題正解したら解放してあげる」 カイト「………ちょうどこの問題は分からないやつです…」 (分からないのかよ!!) 森田「は?笑。 だから、ここを移項して……」 あれ?待って……森田先生さっきからカイト君の方しか見てなくない?? 距離も近いし!なんか勉強教えるの嬉しそうだし!! そんな楽しそうな森田先生初めて見たんですけど!!!

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