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楽になりたい③

【森田サイド】 (どう説得するかなー……まぁ…嫌がってもローター挿れるけど……) 勇人の部屋に向かっていると6号室がまた騒がしくしている声が聞こえてきた (またか……注意しなきゃな) ソラ『えー!!どうしよう!!』 森田「…………」 (まさかな……) 森田「!!!」 ソラがあたふたしてるのが見え、ブワッと鳥肌が立ち駆け寄った 森田「ソラ!!」 嫌な予感は的中してしまい、ヨダレを流して呼吸が浅くなっている勇人が倒れていた (うわっ……) ・ ・ ・ 森田「勇人!」 足の下に布団を入れて高くし、ペシペシ肩を叩いた 勇人「うぅ……」 (なんでショックになってるんだよ) 森田「!!?」 (は?促進剤10倍なってるじゃん??) ピピッ 機械を停止させていると騒ぎを聞きつけた看護師が救急カートを持って集まってきた 森田「ライン取って」 看護師「はい」 佐々木「代わるよ」 看護師「あっ…はい」 加藤「竹内先生、酸素投与」 竹内「はい」 加藤「ソラおいで。びっくりしちゃったね」 ソラ「柵におでこぶつけてたよ」 加藤「まぁ、大丈夫大丈夫」 ソラかなり動揺してたけど、さすがにソラをフォローする余裕はなかったから……加藤先生がソラを連れ出してくれて助かる…… 森田「ベッドのまま部屋移動しよう。 点滴全開にして」 看護師「はい」 ガタン!! ベッドのストッパーを外しベッドを集中治療室へ移動させた ・ ・ ・ 佐々木「10倍ですか?」 森田「そう……」 (完全に中毒症状……なんで10倍…) 勇人「せんせ……ぐすん………泣」 佐々木「勇人分かる?」 勇人「ぐすん……っ…オエッ……」 森田「吐いていいよ」 勇人「オエッ…オエッ…泣」 竹内「辛いね……(背中なでなで)」 勇人「せんせ……ごめんなさい…グスン……ぼく…やっちゃった…泣」 森田「……点滴触った?」 勇人「触っちゃった泣」 森田「何やっ!!……」 勇人「怖かった……グスン…苦しかった……泣」 先生一同「…………」 勇人「森田先生来てくれてありがとう……グスン……」 森田「………おバカ…(これは怒れない)」 勇人「森田先生は命の恩人…グスン……命の母……泣」 竹内「それ…サプリメントだね」 森田「……身をもって怖い思いしたんだからもうやらないでね」 勇人「はい……泣」 森田「中毒症状治るまでこの部屋ね」 勇人「はい……泣」

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