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自宅〜シグの部屋 ユイ2

 そして今日も満員電車に揺られて学校に到着。 「おはようございます。ユイ、痴漢にはあってませんか?」 ひぃっ!いつの間に横に来たんだ?? 冬崎先輩がこいつのこと暗部の長って言う意味が分かったよ。 「男が痴漢になんかあわねぇから!」 「いえ、私が満員電車に乗っていてユイが前にいれば、触ると思います。」 「変態!犯罪じゃねーか!!」 「それだけユイが魅力的って事ですよ? この学校にはユイを狙ってる男がたくさんいますからね。早く私のモノにおなりなさい。ユイと私は体も性的嗜好の相性も良さそうですしね。」 「せっ、性的嗜好って・・・いやいやいや、俺お前と付き合う気なんかないから!お前だって俺の事別にすっ、好きなわけじゃねぇんだろ?兄の弟だからちょっかいかけてるだけだろ?」 「おや、これは色々と反論と訂正をしなければいけませんね。 まず、お前ではありません。私のことはシグと呼んでください。はい、どうぞ。」 「・・・シグ。」 「よろしい。今度お前って言ったらお仕置きしますからね。」 「次、私はユイが好きですよ?伝わってなかったようで心外です。そしてそれはキョウ様の弟様だからではありません。 もちろんそういう意味でユイを狙っている男は多いです。ですから早く付き合おうと言ってるんですが・・・」 「はっ?おまっ、シ、シグとは昨日が初対面だろ?どこに俺を好きになる要素があるってんだよ??」 「ユイがアスラ様にジュン様について語る姿に惚れました。 そしてその後の味見でユイは私の唯一だと確信いたしましたね。キス一つであんなになるなんて、相性良すぎでしょう? そして私の言葉であれだけ硬くして・・・」 「わーわー、わっ、分かったからもうやめて!朝っぱらから何言ってんの??」 「おや、では放課後ならよろしいと?では、ホームルームが終わり次第教室に迎えに行きますよ。逃げないでくださいね?」 「えっ?ヤダ。」 「イヤでも行きますし、どこに居ても探し出しますからご心配なく。」 やっぱ暗部の長だわ!!!  そして放課後。 シグは本当にホームルームが終わる時間に、教室の前で待っていた。 なっ、何かめちゃくちゃ注目されてないか?視線が痛いんだけど?! 「お迎えにあがりました。ユイ、行きますよ。」 どこに行くのか知らないけど、とにかくこの視線のない所へ!!    そう思った俺がバカだったの? 何でシグの家なんかに来ちゃったの?? いや、そんな学校から徒歩五分の場所に家があるとか思わないよね? 近所のカフェとかに行くのかな?くらいの軽い気持ちでついていったらいきなりワンルームマンションの一室に到着。 不審に思う暇もなかったよ??! 「何突っ立ってるんですか?どうぞお上がりください。」 「いや、家に来るつもりは・・・」 「まぁ、まぁ、いいじゃないですか。ファーストフードに行くにしても、カフェに行くとしても、ウチの高校の生徒は必ずいますよ?人目につかない所の方がいいんでしょ?」 「まぁ、そうだけど・・・」 「はい、お茶でも淹れますから早く上がってください。」 「お、おじゃまします。」 何か俺チョロ過ぎない? 何で昨日あんな事されたヤツの家になんか来てんだよ?? シグの家はシンプルな造りだった。 ドアを開けるとすぐ部屋。キッチンも部屋に組み込まれている。玄関の横がユニットバスになっているみたいだ。 奥にベッドと勉強机。その上にパソコンとモニターが二枚ある。ゲームでもするのかな? 手前にはローテーブルが置いてあり、俺はその前に座った。 「・・・一人暮らししてんの?」 「ここは歴代のキョウ様親衛隊長が住んでいる部屋なんです。キョウ様のご自宅にも学校にも近いですし、何かあった時にすぐに駆けつけられるように、と。」 はぁ?何かって何があるの?? 「ま、まぁ、家が近いといいよな。俺は一時間ちょっとかかるからなぁ。」 「ふふふ。いつでも泊まってくださっていいですよ?」 「いや!ないから!!」

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