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18 愛と友情の芽生え(2)

「さてと……じゃあ、今度は俺の番だな」 カイトは、すっと起き上がった。 そして、ソラに指示を出す。 「そうだな……バックからぶち込んでやる。後ろ向きな」 ソラは、言われたように四つん這いになり美尻をカイトに向けた。 「これでいいか?」 「もっとケツを上げんだよ!」 カイトの叱責が入り、腰を乱暴に掴まれる。 「な……」 ソラは、驚きの声を上げるが、次の瞬間には、悲鳴に変わった。 「オラ!」 「あーっ!」 いきなり、フル勃起のペニスが、ずぼぼぼぼ、と音を立ててアナルに突き刺さった。 圧迫されるオス膣。 ソラは、先ほどとはまったく違うモノが入ったのかと戸惑った。 「ううっ、どうしてだ!! さっきより、固くておっきい……そして熱い……ううっ、せつねぇ」 「あははは、そりゃ、そうだろ? こんな美尻にぶち込んでんだ。バットのようになって当然。どうだ? こういうのは初めてなんじゃないのか?」 パーン、パーン! 激しいバックからの突き上げ。 体が男根によって、引き裂かれる。 そんな錯覚が、アナルから脊髄へ、そして脳へと送られる。 「い、痛い! 何て乱暴な……で、でも……変な気持ち……嫌なのにもっとして欲しい……怖いのにワクワクする……」 「くくく、それじゃあ少し本気出すか」 カイトは、ピストンの速さを極限まで早めた。 高速な腰使い。 ソラは、もはや腕で自分の体を支えることは出来ず、枕に突っ伏した。 「あがっ……ぐふっ……や、やめろ……壊れるっ……オレのケツ穴……壊れちまうよ……」 「バカいえ……こんなにトロトロになってるケツマンコが壊れるかよ! オラオラまだだ!」 「あわ、あわわわ……ほ、本当に……これ以上は……だ、ダメ……」 と、その時、ソラの目の前が真っ暗になった。 ソラは目を細める。 ここはどこだ……。 突然、嵐の海が押し寄せる。 襲い掛かる高波。 それにソラは飲み込まれ、溺れ海の底へと沈んでいく。 だ、誰か……助けてくれ……。 もがき、苦しみ、そして何とか水面に顔を出して呼吸をした。 はぁ、はぁ……。 荒ぶる息。 生死のはざま、一筋の光、これが生きてるって喜び……。 ソラは、海に漂いながら、雲間から差し込む日の光を見つめる。 「ああ、これはジェットコースターだ。ゾクゾクするけど、興奮して体が熱くなる。一度味わったらもう中毒……やめられない……もっと、もっと……」 「おいおい、いつまでそこにいるつもりだ?」 「へ?」 ソラは、カイトの声を聞いたような気がして、目が覚めた。 下腹部では、ギシギシと男根が体の中で暴れまわっている。 蹂躙しつくされたアナル。 「あがっ……うううっ……はぁ、はぁ……」 「お? やっと目が覚めたようだな? どうだ、天にも昇る快感は? あん?」 カイトの煽る声。 ソラは、もはやまともに答えることができない。 「……かはっ……これ以上、いったら……オレ……おかしくなる……許してくれ……」 「はぁ? これからだっていうのに、だらしないなぁ……仕方ない……じゃあ、最後にどデカいの行くぞ?……奥の奥でドバっとザーメンぶちかますからな!」 「うっ、うううっ……やめろ、そんな激しいの来たら……また気を失っちまう」 「知るかよ! おら!!!」 ドン! カイトは、思いっきり腰を突きだし、密着させたまま体重のすべてをペニスの先に乗せた。 ソラのアナル奥の性感帯はそれを一手に引き受け、二人の体は前方へ飛ぶようにベッドに沈んだ。 ドクンッ……プシーッ。 追い打ちをかけるように、カイトのペニスの先から噴出する熱いものが直撃し、あっと言う間に限界点を突破した。 「あがっ……お……堕ちるっ……」 ソラの意識は、そのままホワイトアウトした。 パーン、パーン……。 何の音だ? ああ、ケツを叩かれているのか……痛い、でも気持ちいい……。 カイトは、ソラの尻を鞭のように叩いていた。 赤く腫れ上がっているが、見た目以上に痛くないことはよく知っている。 ソラの表情がうっとり顔になるのを察知し、カイトは話かけた。 「ソラ、目が覚めているんだろ? どうだったんだ、俺のセックスは?」 ソラは、うっすらと目を開いた。 「ああ……なんというか……」 「最高だったんだろ?」 「クスッ……ああ、最高だ」 「だろうな。だって、お前、今ずいぶん満足そうなイキ顔してんぞ……」 ソラは、そうか?、とまんざらでもない表情で微笑んだ。 男同士の語らいは、終わった。 二人は、裸のままガバッと抱き合い、唇を重ねた。 健闘を称える、ノーサイドのハグ。 ソラは、冷蔵庫からビールを取り出し、カイトに放り投げた。 「で、カイト、どうなんだ? オレはお前のお眼鏡にかなったのか?」 「ああ、ソラ。あんたからは新しい何かを得られる気がする」 ビールを口にしながらカイトは答えた。 ソラもビールを煽る。 「そうか……オレも、何故、他でもないお前を紹介されたのか納得できた。お前は、オレに無いものを持っている」 「なら決まりだな。ソラ」 「ああ。宜しく頼む、カイト」 「こちらこそ」 固い握手で結ばれる。 そして、そのまま惹かれるように口づけをした。 ソラは、懇意にしているスタジオで曲作りをする事を提案したが、カイトは頑として譲らなかった。 「オレのやり方に従ってもうらうぜ。いいよな?」 カイトは自分のバイト先のスタジオの一室を貸し切り、器材は全部自分が手配した物を使う事にした。 自分が持ち合わせているもので曲を作り上げる。 それが、カイトのこだわりだった。 「ソラ、あんたにはこんな汚らしい所は嫌かもしれねぇけどな……」 カイトはそう言ったが、ソラは、小さいスタジオを見回して、 「見くびってもらったら困るな。オレは、この部屋よりもっともっと狭く汚いところに住んでいたこともある。変な気は使わないでもらおうか?」 と、カイトに言い放った。 「へぇ……なんか、お前とは気が合いそうだな……」 「そんなの、セックスして分かっているだろ? さぁ、始めよう」 そうして、二人の曲作りが始まった。

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