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第36話
シルヴァは反転させた俺の身体に身体を重ねて抱き締めると
「多朗、ゆっくり挿入 ますよ」
そう言って、身体をゆっくり起こす。
俺はシルヴァを見上げて頷き、シルヴァがゆっくりとシルヴァ自身の先端を俺の最奥の蕾にあてがった。
『つぷ』っと先端が入ると、指とは比べ物にならない圧迫感と熱さに息を飲む。
するとシルヴァが俺の頬を撫でて
「多朗、呼吸を止めないで……。吐いて……そう、吸って……。そう、上手だよ、多朗」
頬にキスを落とされ、囁かれる。
俺はシルヴァの首に抱き着き
「シルヴァ……キス……、キスしていて……くれ……」
呼吸を吐く度に、ゆっくりとシルヴァ自身が身体の中に挿入 って来る圧迫感に身体が震える。
「多朗……」
「あうっ!」
俺の言葉に興奮したのか、シルヴァ自身の体積が更に膨張して仰け反る。
「多朗、大丈夫?」
心配そうに見下ろすシルヴァに、俺は睨み上げて
「ただでさえデカいのに、もっとデカくすんじゃねぇ!」
と叫ぶと、シルヴァは
「えーー!僕が悪いの?」
って叫んだ。
しょんぼりした顔をするシルヴァに、俺が苦笑いして
「もう……良いから、さっさと突っ込んでくれ」
と言うと
「多朗……言い方!ムードってもんがあるだろう!」
そう言って、眉を情けなくハの字に下げている。
「ムードねぇ……。じゃあ、シルヴァ……俺のピー(自主規制)ーを、そのピー(自主規制)ーでめちゃくちゃに犯してぇ……」
って、耳元でシルヴァ……からの言葉を喘ぎ声みたいな声を入れながら囁いてみた。
すると、シルヴァの身体がビクリと跳ねて、多分、少し出たみたいだ。
「くっ……」
と眉を寄せた後、苦しそうに深呼吸をしてからゆっくりと俺を睨んで見下ろし
「た~ろ~う~!」
って言いながら怒っていた。
そして俺の両足を肩に担ぎ上げると
「多朗の事を考えて、ゆっくりしてるのに!もう、無理矢理でも挿入 ますからね!」
そう言って、俺の腰を掴んでググッと中に押し入って来た。
「うあっ!」
強烈な圧迫感に仰け反ると
「1番太い部分が全部入ったので、後は一気に挿入 ますよ」
と囁かれて、考える余地も無くズブズブズブ!っと、熱くて硬いシルヴァが挿入 って来た。
「うあぁ!」
腹の深い場所に、ゴリっとシルヴァの先端が当たった。
シルヴァが俺を抱き締めて
「多朗……、大丈夫ですか?」
そう囁かれて、俺は必死に頷きながら深呼吸して身体の緊張を解こうとする。
多分、シルヴァの眉根を寄せた表情から、相当苦しいに違いない。
腹ん中でシルヴァの形がわかるって事は、シルヴァは相当締め付けられている筈だ。
そんな事を考えていると、頬にキスを落とされた。
「多朗、やっとひとつになれましたね」
甘く囁かれて、俺は小さく笑うとシルヴァに両手を広げて
「シルヴァ、キスしてくれ。ずっと待ってるんだけど?」
そう言って身体を傾けたシルヴァの首に抱き着いた。
「そうでしたね、失礼しました。多朗、愛しています」
優しい瞳で俺を見つめ、頬に触れながら囁いて顔が近付く。
「シルヴァ……俺も愛してる」
唇が重なる間際、俺もシルヴァに愛の言葉を囁いた。
軽く触れるキスを唇に落とされ、頬、額、瞼、鼻先にキスを落とすと、ゆっくりと唇が開いて近付いて来るのが見えた。
俺も唇を開き、シルヴァの舌先に自分の舌先を絡めて求め合う。
互いに互いの舌を吸い上げながら、舌を絡めるとザラザラした舌の感触に甘い痺れが全身を駆け巡る。
「んっ……あっ……シルヴァ……」
キスの合間に、思わず足をシルヴァの腰に絡めて縋り付くと、シルヴァの腰が緩やかに動き始めた。
「あっ……」
と仰け反ると、喉元にキスを落として首筋から耳を舐めて頬から唇にキスが戻って来る。
シルヴァは緩く動いては、抱き締めてキスをするという行為を繰り返す。
俺が背中に手を這わすと、尋常じゃない汗に驚いた。
「シルヴァ……お前……、辛いんじゃないのか?」
「大丈夫ですよ」
荒い呼吸をしながら、無理していつもの笑顔を浮かべるシルヴァに
「好きなように動いて良いから」
と言うと、小さく微笑んで
「もう少し、もう少し多朗の中を味あわせて下さい」
って呟いて抱き締めた。
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