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第16話

絢と河原編 [水谷からのお仕置きめっちゃ痛い みんな清美じゃないからって舐めてたら痛い目みるよ。また明日。] 悠から連絡がきて、河原だからと舐めていたが怖くなっちまった。やばい、逃げたい… けど、悠もやったんだ、あたしが逃げるのは許されねぇよな。はぁ、もうそろそろ帰ってくるんじゃねぇかな。 「ただいまーあやちゃーん…ん???」 「おかえりボソッ」 河原は何故か絶対にただいまとおかえりを言わせてくる。これを言うことで何か変わんのか? 「いー子いい子!けど!今日はちょっと悪い子だったからお仕置しなきゃ。との事で膝の上においでー絢ちゃん。」 悪い子とか言い方がいちいちムカつくわ。 ただ悠もお仕置きされたもんな。行くしかねぇーか。 「はい、やれば?」 「おっ強気だねぇ。回数は50回だよ。それと門限11時って決めたでしょ。もぉそんな簡単に破るなんて約束はなんだったのかな?今回は僕も怒ったからそれに30回追加ね。じゃあ始めるよー」 バチン あれ?そんな痛くない。清美じゃなくてよかったわ。悠もビビらせんなよぉ。 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン こいつ、1回1回は清美ほど痛くねぇのに同じとこばっかり叩いてきやがる。やはりこいつ性格クソだ。 「今僕のこと性格クソだって思ったでしょ。 分かりやすーい、顔に書いてるよ。僕、力がそんな強くないからさ、同じとこばっかり叩いたら痛いでしょ。残念、きよみんじゃなくてラッキーとか思ってたでしょー今回は僕も怒ってるんだよ」 河原のことを舐めていたのかも知れない。あたし何回も連続で叩かれるの嫌いだ。河原と非常に相性が悪い、、、なんであたしなんかにしたんだろう?女好き? 「絢ちゃん今僕のこと馬鹿にしてたでしょ。 せっかく少し休ませてあげようかなと思ったけどやーめた」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン 痛い、ひたすら痛い。ずっと真ん中ばっかり叩いてきやがって。河原性格クソだな。 「ふーん。そんなに真ん中ばっかりが痛いなら場所変えてあげるね。」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン ほんとに同じ強さか?太ももとケツの付け根痛い。 「いだぁい。ここいやだ真ん中でいいから!」 「絢ちゃんは、お仕置きされてる側だよね。 嫌ならちゃんとお願いしなくちゃ」 河原にちゃんとお願いするなんて嫌で嫌で仕方がなかったが、お願いしないと私のケツが壊れる。 「クソッ、真ん中を叩いてください。お願いします!!!!」 「まぁ最後逆ギレして、お願いする気持ちが全く伝わらなかったけど絢ちゃんにしては頑張ったほうか。真ん中に戻してあげよう」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンこの辺りから私は泣き出してしまったけどここからこのまま真ん中を叩かれ続け、意地悪されることなくケツ叩きは終わった。 「じゃあ最後絢ちゃん言うことがあるよね。」 こいつもかよ。清美じゃないから言わなくていいと思ったのに、しかもあたしもうちゃんとお願いするの頑張ったのにクソッ。 「ぐすっ、ごめんなさぁいぃ」 「いいこーいいーこ絢ちゃん反省できたね。 もうきよみんの勉強サボったりしないことだよ。僕もこれからお仕置きするから、おいたがすぎることには気をつけてね。」 そういい、河原は頭を撫でてきた。いつもなら撫でてくる手を払いのけるがそこまで不快ではないから放置しておいた。

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