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第2話

「いらっしゃいませ〜」 珈琲の芳しい香りがする。そこで来店した客に声をかけた守は独身のネコ。自分がゲイだと言う自覚があった守は一途で働き者の好青年。 ある日、守の職場に来た客の男に守は恋をした。 消極的な守は好きになった相手に告白したりはしなかった。 守が惚れた男はある日、喫茶店内で守を口説き始めた。 「…君、名前なんて言うの?」 「小山内です」 「仕事いつ終わるの?仕事終わったら俺と飲みに行かない?」 守は内心飛び上がらんばかりに喜んでいた。が、上司や他の客達の目がある為、平静を装っていた。 「いいですよ」守はそう言うとその顔を綻ばせた。 それから自分を口説いた男と急接近し始めた守は後日、自分を口説いた男と一夜を共にした。 その時、その顔に幸せそうな表情を浮かべていた守は後日、男が浮気している事を知りその目から一筋の涙を溢した。

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