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第4話

数ヶ月前、霊安室の中に一人の美青年がいた。 「親父…お袋…俺を一人にしないでくれよ」 美青年はそう言うとその目から大粒の涙を流し始めた。 黒真珠の様な瞳。淡い色の髪の毛。モデルの様な体型。 美青年は寂しがり屋で尚且つ、一度に両親を不慮の事故で亡くした悲運の持ち主。恋人のいるタチだった美青年は後日、寂しさから浮気をし始めた。

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