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2度めのリハ(2)
「ねえ、具体的にどんな風に良かったか、言って」
サエゾウは、僕のシャツの上から乳首を弄りながら
囁くように言った。
僕は恥ずかしかったけど…
同じようなことを、別の世界でもしたような気がして
それを思い出しながら、言った。
「…んっ…サエゾウさんの…ギターが…」
「うん、俺のギターが?」
「あっ…僕に、触ったり、挿れたり…してるような気がして…」
「…ホント?」
「…すごく…気持ちよくなっちゃい…ました…」
「…」
それを聞いたサエゾウは、たまらなくなったのか、
勢いよく、その場に僕を押し倒した。
そして、僕のシャツを捲り上げ…乳首に吸い付いた。
「あっ…んんっ…」
彼は片方の乳首を舌先で刺激し…
もう片方を、指先でころがした。
「あっ…ああ…」
僕は、身体をのけ反らせて喘いだ。
そしてサエゾウは、もう我慢できない勢いで、
僕のズボンを脱がせ…自分のズボンも脱ぎ捨てた。
カイとシルクといえば…
そんなのは別にどうでもいいといった感じで、
カウンターで飲みながら話をしていた。
「新曲、俺にも聞かせてよ」
「いいけど…ちなみにサエは勃っちゃったけど、お前は大丈夫かなー」
「まーそんときはそんときで」
カイが機材を操作して…
スピーカーから、曲が流れ始めた。
「え、マジ?今これ流しちゃうー?」
僕の両足を大きく開いて、
さあ挿れるぞっていう体勢のサエゾウが言った。
大音量で流れてきたその曲は…
マイナーキーの、複雑なコードが絡み合っていて
なんというか…
内臓を掻き回されるようなメロディーだった。
歌はまだ入っていない音源だというのに…
それだけで、映像というか、世界観が伝わってくる。
なるほど…
これは、また…それだけで全身愛撫されてるような気持ちになる、凄い曲だ…
なんて、思ってるうちに…
サエゾウの、ガチガチにいきり勃ったモノが、
僕の中に押し込まれてきた。
「ああっ…ああっ…」
その感触と、音の愛撫が絡まって…
僕の身体はビクビクと震えた。
もう何が何だか分からないくらい、気持ちよかった。
「はぁ…はぁ…もっと…もっと声出して…」
サエゾウが、激しく腰を動かしながら言った。
「音に…負けないくらい…叫んで…」
「あっ…あっ…あああーーっ…」
言われるがまま…感じるまま…
僕は叫び喘いで、吐精した。
「はぁっ…ああっ…あっ……んんんっ…」
サエゾウも、大きく声を荒げながら…
僕の中に勢いよく出した。
余韻にビクビクする身体に…
その曲がズンズンと響いてきて…
それがまた、もの凄く心地良かった。
やがて、曲が終わった。
「めっちゃ良いじゃん…確かにココにくるな…」
シルクが言った。
「…だ〜よ〜ねぇ〜」
僕の上にバッタリとのし掛かったままの体勢で…
サエゾウが、息を上げながら言った。
シルクは続けて、カイに訊いた。
「歌メロはどーすんの?」
「ああ、カオルに乗せてもらおうと思う」
「それ、いいね」
サエゾウは、ゆっくり自分のモノを引き出して…
半裸で仰向けに倒れた僕をそこに残し
カウンターに向かった。
「おかわりちょーだい」
そして煙草に火をつけながら…
ニヤっと笑ってシルクに言った。
「休憩終わっちゃうよー」
「…じゃあ、俺のココも何とかしてもらうか…」
そう言いながら…今度はシルクが僕に近寄ってきた。
そして、自分のズボンを脱ぎ捨て…
半ば放心状態の僕の上に覆い被さった。
彼は僕のくちびるを、舌でペロペロと舐めながら…
はだけられた乳首を弄った。
「…んっ…ん…」
そして、いやらしーく、囁くように訊いてきた。
「口とあそこと…どっちに挿れて欲しい?」
それを聞いて、僕の身体の芯はまたズーンとなった。
ハイボールをひと口飲んだサエゾウが、
また面白がってやってきた。
「カイーもっかい曲流して」
そう言うと彼は、僕の上半身を起こして、
後ろから羽交い締めにした。
「押さえてっから、挿れちゃえよ」
そんな僕らを…また大音量が包み込んだ。
シルクが僕の両足を開いた。
「またドロドロだなー」
そう言いながら、彼は自分のモノを挿入させてきた。
「…はぁ…あっ…あ…」
サエゾウは、羽交い締めにしている片手で、
再び僕の乳首を愛撫した。
「…んっ…あっ…あっ…」
そしてもう片手の指を…僕の口に突っ込んできた。
「…んんっ…」
その感触と、
シルクのモノがゆっくり抽挿される刺激と…
その、内臓をえぐられる音とが、
僕の身体の中でグルグルと混ざり合って…
得もいわれぬ快感が湧き上がってきた。
「んん…んあっ…ゔあっ…」
口を塞がれているので、大声が出せない。
それもまた、刺激の足しになった。
「はぁっ…あっ…あっ…」
シルクの腰の動きが早くなった。
彼が激しく奥へ突くたびに、
僕の身体はビクビク揺れた。
「…はぁっ…んっ…んんんん…」
シルクがイッた。
彼のモノが、ビクビクと痙攣した。
その感触がまた、その曲と相まって、
更に僕は昇り詰めた。
それをそこに残したまま、
シルクは両手で僕のモノを握った。
「…んっ…んんっ…」
彼が、ほんの少し手を上下に動かしただけで、
僕は再び吐精してしまった…
また余韻に震える身体に…
曲がズンズンと心地良く響いた…
「どう?いい歌詞書けそう?」
いつの間にか、すぐ側の椅子に腰掛けて、
飲みながら見物していたカイが言った。
「…」
僕は力無く、頷いた。
とても可哀想な玩具目線の歌詞を…
きっと、ご所望なんでしょうねー
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