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契約 第二十話
怜央さんから「休憩しててくれ」と言われたのでソファーに座ってぼーっとする
ぼーっとしてるってよりかはお寿司のこと考えてる
あっ……。お金おろしてきてない…
おろしてこよっ!
怜央さんがいる書斎に行き、「お金下ろしてきますね!」と声をかけた
すると大急ぎで「ダメだ!」とドアを開け血相を変えて言う
お金おろすのダメだった?
「金は払う!だから、座っていてくれ」
「もう、どこにも行くな」
どこにもって…。
「お金おろしてくるだけですよ?」
「出ていくのが行けないし、それにそんな金があるんだったら借金にでも回したらどうだ」と言われた
その言葉に少し苛立った
第一!自分の作った借金じゃない!
だから、やんわりと「自分が作った借金じゃないですしね…。それに、借金を知ったのはつい最近のことなんです」
「そうか…。すまんな、何も知らなくて」
ふん!分かればいいんだ!
そうして、ソファーに座らされた
怜央さんから「ちょっと待っててくれ」と言われ待っていると、ノートパソコンを書斎から持ってきた
そして、僕の隣に座ると仕事をし始めた
僕が出ていくって勘違いしてるのかな?「別に出ていきませんよ」
「出ていったら困るから見張るしかないだろ…?」
出ていっても困らなそうだけど、3000万払うのは相当痛いし
ま、隣で見てよ
そう思い、見ていたらだんだん眠たくなってきて
目をつぶっては起きての繰り返し
そして、ついに寝てしまった
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