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契約 第三十四話

「ん~美味し~」 美味しくてもう一口パクッと食べるとまだまだ、美味しくて止まらなくなり、完食してしまった そのペースで全ての食べ物を食べてしまった 「ふぅ~おなかいっぱい!ご馳走様でした!」 「ふふふっ!ゆき様の食べてる姿はほんとに愛らしいですね!」 あ、愛らしい? そうかな…へへへっ 玲央さん以外にそんなこと言われたことないし照れちゃう でも!天狗になっちゃダメ!きっと _________________________________ ゆき回想 「玲央さん!僕!伊藤さんに褒められちゃったの!」 「そうか…良かったな」 「でね!でね!かっこいい服買っちゃったの!」 と玲央さんに服を見せる 「…ゆきにはそんな服似合わないからやめておけ…。別にお前の顔はそんなに可愛くもないんだからな…それに最近調子乗りすぎだ。見てるこっちが恥ずかしくなる」 ガ、ガーン… _________________________________ って言う未来がもうすぐでやってきそう なんか…悲しくなってきちゃった れ、玲央さんがそんなこと言うはず無いよね… はぁ~真に受けないようにしないと… 第一、母にもそんなこと言われたし なんて、ネガティブの考えをしていたら伊藤さんが 「ゆき様!何回も言いますが!考え事は無しですよ!」 と正してくれた 「す、すみません…」 「あ、謝って欲しいわけじゃないんですよ!」 「と、とにかく!考え事は無しですから!私はこれにて失礼しますので、何かあればお呼びくださいませ」 ひとりぼっちになっちゃうのか…。 さっきの回想で悲しくなっちゃって気分が落ち込んでるから一緒にいて欲しいんだけど…。 なんて言えるわけもないから、やんわりと伝えた「伊藤さん、いなくなっちゃうなんて寂しいな」と 伊藤さんは膝から崩れ落ち「今、ズッキュン!って来ました」 「ゆき様の破壊力…半端ない」 ぼ、僕の破壊力?なにそれ 伊藤さんは素早く立ち上がって「ゆき様!一緒に居たいのは伊藤も同じでございます!ですが、仕事がありますので、仕事が終わったら一緒にいましょう!」と笑顔で言われた 当分、1人でいることになるけど、仕事が終わってから伊藤さんと一緒に居られるならいっか…。 だから、笑顔で「はい!」と答えたらまた、伊藤さんが崩れ落ちてしまった

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