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応援

か、かおりくん!この人やばい人だ この学園にはやばい人しかいないの? 最後に先輩は「かおりをよろしくね」ニコッと悪魔の笑みで無言の圧をかけられた 僕も引きずった笑顔を見せ、手が離れた 先輩はかおりくんに向かって「かおり、頑張るからちゃんと応援しててな」と言い、嵐のように去っていった かおりくんは笑顔で僕に近づいてきて「かっこよかったでしょ?」と言ってきた かおりくんには申し訳ないんだけど、僕は無理かな、でも、付き合いは大事。だから「うん!かっこよかったよ」と言った 「やっぱり、好きになっちゃった?」と聞かれたが、答えは断然Noだ ちょっぴり怖かったし かおりくんを不安にさせない為にも「うんうん」と首を横に振った 「遠慮しなくていいんだよ!」 と言われたが。遠慮も何も僕はあの人が好きじゃなくなった 正確に言うと、タイプじゃないしね それに、友達とかに脅さない人がいい かと言って、かおりくんの好きな人を否定している訳では無いし お似合いだとも思うし、応援したくもなる 難しい…。 ゆずが考え抜いた結果「遠慮じゃないよ、かおりくんの恋、応援してるから!」と言った かおりくんは「ありがと!」と僕にお礼をいい抱きついてきた 相手が誰にしろ、友達の恋を応援するのが友達ってものだろ 僕は全力でかおりくんの恋を応援すると決意した あっ…。そういえば、翼くんに聞きたいことがあったんだった 先に帰ろうかな。翼くんを待たせたら悪いし そうして「かおりくん、先に帰るね!バイバイ!」と言いその場を離れた

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