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決めた
もう!最悪…。
なんで会っちゃったんだろ
絶対!冷やかしに来たんだ!
水かけられてやんの~って!
ほんとは命令したんでしょ!?
一ノ瀬先輩にあいつ気に食わねぇからやれとか言ってさ!
ほんと最低!
地獄のクラスだからってバカにしやがって!
ぷんぷん!
そういえば、翼くんのこと忘れてた!
やっぱり、あの人のせいだ!
急いで、寮に行き部屋に入った
ガチャ
「おかえり!」と翼くんの声がする
「はぁ~はぁ~、ただいま!」
「はぁ~、はぁ~」
「走ってきたの?」
「うん!はぁ~、はぁ~」
「翼くん~」と言って抱きつく
「こら!一条様に怒られちゃうからやめて!」と言われ引き剥がされた
また、一条様…。聞きたくなかったのに!
「てか!知ってる?噂回ってるの」
噂?あっ…。あれのことか…。
「知ってるよ…。あれでしょ?忠告されたって話」
「知ってるのか…。これは知らないかもだけど」
「実はね…。一条様にしゃべりかけられたの」
へっ?なんで翼くんにしゃべりかける必要があったの?
「ゆずのこと、守ってくれだって」
そ、そんなこと絶対言うはずがない
「翼くん、嘘ついてるでしょ」
「えぇ~、逆になんで、嘘つく必要があるの~?」
そ、それは…、ないかも
「ごめん、翼くんのこと信じてるから」と謝った
「信じるか信じないかはあなた次第!なんちゃってね!」
「でも、大切にされてるんだったら良かったじゃん」
良かったのかな?僕的には嫌としか感想が出てこないけど
どうせ、金持ちだ。捨てられる
捨てられるんだったら好きにならない方がいい
だから、いいことは信じない
そう、心の中で決めた
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