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写真
その後部屋に戻り、翼くんとたわいもない話をし罪悪感もありながら、カップラーメンを食べ就寝した
そして、次の日教室に行くと黒板の周りに人だかりができていた
あれ?いつもだったらみんな寝てるか友達と喋ってるだけなのに…
そんなに重要な事なのかな?と疑問に思い黒板の周りに近づいた
ゆずの身長が154cmと男のオメガで小さい所ではなく超小さいので背伸びしてても見えない
クラスメイトの頭の隙間から少しづつ見える
もう少ししたら見れるかもだから待ってよ、と思いその場から1歩後ずさりをする
だんだん、クラスメイトたちは黒板から離れていき、最後に僕の顔を見てコソコソ何かを喋っている
ん…?
あまり、人に何かを言われることも好きじゃないし、それに、コソコソ喋られるのも嫌いだ
そして、だいぶ人だかりが減ったので一歩づつ、一歩づつ踏み出していく
教壇を登り最初に目が入ったのは僕と唯くんが喋っている写真だった
「えっ…?」
思わず、声に出してしまった
誰が撮ったんだろうという恐怖心が僕の心を蝕んでいく
それと同時に焦り、驚きが生まれ、目を見開く…
僕のえっ?という言葉で集まっていた人達が離れていったので、全て張り出されているのもが目に飛び込んできた
黒板にテープで貼ってある複数の写真
それは、昨日僕の机に置いてあった同じ写真と、唯くんが月城先輩にお姫様抱っこされている写真だった
そして、さっきまで分からなかったが、写真の上に大きな文字でブスや、死ねと書かれていた
その他にも小さい文字で釣り合わねぇんだよ!とか、一条様が汚れる!なんて書いてある
何も考えれない…。撮られているのが怖くて怖くて…手が震えている
涙も出そうだった
好きで一条様と運命の番になったわけじゃない…一条様がキスなんかしなければ…
と自分のモヤモヤした心を晴らすかのように一条様のせいにした
そのお陰か知らないか、きっと、唯くんも同じ気持ちになると唯くんにも気配りができ、僕は、唯くんがまだ、来ていないことを確認して書いてある文字と写真を取った
しかし、誰が撮ったんだろう…。
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