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夕食

それから、モヤモヤしながらも翼くんと一緒にお買い物に行った スーパーに入り、いつもと違う入店音に違和感を覚えながらも入店した 辺りを見ると1人2人しか買い物してる人が居ない。そりゃそうだよね。みんな学食に頼んでるんだもん 朝から夜までやっている学食デリバリー。部屋まで届けてくれるそう。僕はそんなの頼まなくてもいいと思ってるけどね! そして、目の前に野菜コーナーが広がっている。どれも新鮮そうだけど、値段が…高い… 思わず目に止まった1玉のキャベツが「500円!?」だったことにびっくりして思わず声をあげてしまった 「ん?ゆずたん、どうしたの?」 「あっ…いや高いなぁ~と思って…」 「ん~確かにね!でも、そんなんだったらショッピングセンターとかに行ったらめん玉飛び出ちゃうんじゃない?」 そ、そんなに高いのか…。今から何故か震えそう 「それより!何買う?」 「あ~うーん」 決めてなかった。何がいいかな…。 ラーメン?寿司?ステーキでもいいな~高いけど あっ!これなら!ステーキに近いし! 「ハンバーグはどう?」 「あぁ~いいね!2人で作ろ!」 「うん!」と言いハンバーグの具材を買い終え、帰りはいじめ宣言をされることなく無事に帰れた そして、部屋に入ったらぐうたらしちゃうよね!っていう話になったからすぐさま貧乏オメガ寮共同キッチンに来た 普通のハンバーグの工程を行い、結構時間かかったけどハンバーグが完成した ハンバーグを蒸していたのでフライパンの蓋を開けると美味しそうにできたハンバーグとハート型のハンバーグ ん…? 「翼くん!これ、ハート型のハンバーグって…」 「あぁ~、番契約したアルファさんにあげるんだ!だからごめん!ゆずたん!一緒に食べれないんだよ」 「そ、そうなんだ」 1人で食べるのは寂しいけど、邪魔したら行けないし…残念だけど今日は1人で食べるか…

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