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好きか嫌いか

ゆ、許さない…。 僕の聞き間違えだったらいいんだけど…。 多分言ったよね…。 それより、僕はだいぶ身長が低いので、足幅もそんなにでかくない。だけど、運命の番さんは見た感じ180cm近くある、だから足幅も大きい 走って着いていくのに精一杯 何か焦ってるようにも感じられる どうしちゃったんだろ…。 その後も駆け足で店を出た そして、出た瞬間運命の番さんが立ち止まった。 走っていた僕はぶつかりそうになったが、ギリギリのところで目をギュッとして何とか体の軸を保ち、ぶつからなかった そして、運命の番さんは振り返った 僕の顔をじっと見つめてくる 目がパチッと合っている あまり、目を合わせるのは好きでは無い 圧迫感があり、自分が責められているような感覚に陥る どうしたんだろ…。 ずっと目が合ってるため、迫られているような感覚に嫌気がさし、目を逸らした その視線を逸らしたせいか運命の番さんは「俺の事嫌いか?」と質問してきた 「え?あっ…。」 突然の事でまたもびっくりしてしまった 嫌い…か…。 よく分からない…。優は1度も恋をしたことが無いのでそういう気持ちを知らない 嫌いか好きかで聞かれたら、好き だけど…。 この人は、きっと愛人でも作りたいんだろう…。 風俗店で働いてたオメガを番たいと思うか? その答えはNOだ きっと、好きになってもいつか僕の元から離れてしまう…。 1人寂しく部屋で待つ未来が見えた 好きになる前にこっちから手を引くべき だけど、傷つけてはいけない だから「普通です。」と答えた その答えに運命の番さんは不満そうだった

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