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第二の部屋:精神面の検査
「俺からでいいよなぁ? セイジュを拾ってきたのは俺だしよぉ」
「タゴンさん、セイジュを最も愛していたのは俺ですよ」
「ストーカーは引っ込んでろ。俺が一番セイジュと遊んだぜ」
「年功序列じゃ。わしから——」
身体の自由はまだきいた。
セイジュは飛び起きて、他でもない我が家の出入り口への最短ルートを転がるように床を蹴った。
——が、あっけなく右の足首をタゴンに掴まれ、高々と吊し上げられていた。
「セイジュ、おまえ自分の立場、分かってねえな」
タゴンはそう言うと、部屋の中央にある丸テーブルにセイジュを寝かせ、
「いいぜ、一番手は譲る。俺のを最初に入れたら、つか入るわけねーからな」
「英断ですね、タゴンさん」
「ではわしは妖術でセイジュの身体を管理しようか」
「感謝します、ルーニー翁」
「ヴィネ、おまえさっきからなに自分が1発目、みてぇなツラしてんだよ」
「おや、フラムさん、初手をご希望ですか? でしたらどうぞお先に」
そんな会話の中、セイジュの身体はまたしても常軌を逸していった。
全身に微熱があるような、脳がとろけるように甘い感覚。
針の先が触れただけでも射精してしまいそうな感度の狂った身体になったような気がしていた。
——こ、これがルーニー翁の、妖術?
そして、冷たい手が、いきなりセイジュの性器をがっと握った。
「ひぁっ!」
射精した、と錯覚するほどの快感だった。
「へぇ、こりゃいい」
舌舐めずりしたのはフラムだった。
「ヴィネ、おまえ口でさせろよ。俺こっちやるからよ」
フラムがそう言った瞬間、衣服がビリビリと引き裂かれたその生地の擦れる感覚すら甘い快楽で、セイジュは身をよじり、嬌声をあげ続けた。
「セイジュ、してくれるか」
頭のネジが数本抜けてしまった、と感じながら、セイジュは茫洋とヴィネのものを眼に映していた。
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