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第1話

『…一、太一…』 誰かが、俺の名前を呼んでいる。 俺はここにいるよ、と声に出そうと思ったが、声が出ない。何故か寝転んでいたので起き上がろうとしたが、体も動かない。 ここは暗い場所なのだろうか。いや違う、目を閉じているんだ。 重たい瞼を、頑張って少しだけ開ける。誰かがこちらに近づいているのが分かった。 動悸がする。これは、不明な人物への恐怖なのか、それとも、発情なのか。 「来…るな…」 咄嗟に、俺は声を絞り出してそう言った。 しかし、その人物は俺の隣に膝をついた。 『よ……た…しん…いしたんだよ……さあ……帰って……しよう』 途切れ途切れでよく聞こえない。 何と言ったのか聞き返そうと思ったが、急に眠気が襲ってきた。 体が急に浮いた感じがした。 あ、俺抱き抱えられてるんだ… そんなことをぼんやり思っていると、上から声がした。 『目を閉じて。おやすみ』 優しい声だ。その心地良さに、素直に目を閉じる。 一体俺は、どこへ行くのだろう。 「太一君、一緒に帰ろうよ」 クラスの後方から聞き馴染みのある声がする。 「おう、蒼真」 俺は蒼真に向かって返事をした。 「また来てんのか。あの1年」 隣にいる山田が言った。 「全く好きだよなあ。容姿端麗、成績優秀のα様がこんな平凡なβのもとに毎日通うなんて。七不思議のひとつだよ」 「うるせぇよ山田」 少し笑いながら俺は言った。 こんな平々凡々な人間のもとに何故毎日通うのか、俺だって不思議だ。 小さい頃家が近くて、同じ幼稚園で、少し遊んだだけだと言うのに、何故か蒼真は俺に懐いている。 けど、そんなことを考えても仕様がないし、俺も嬉しいので、蒼真に理由を聞いたりはしない。 蒼真と一緒に下駄箱まで向かう。 「あのさ」 階段を下りる途中で蒼真が言った。 「ん?なんだ?」 「明日太一君の家遊びに行っていい?」 「あー…明日か…ごめん…母さん明日客来るって言ってたから多分無理だ…ごめん!!」 すると蒼真は慌てたように手を振った。 「ううん!全然大丈夫!……じゃあ僕の家はどうかな…?」 「明日俺何もないからいけるぜ!」 すると蒼真の顔がパァっと輝く。 「良かった!じゃあ美味しいお菓子用意して待ってるね」 蒼真がニコッと笑う。 俺は、時々この笑顔にやられそうになる。 蒼真は全てが魅力的なのだ。 今年の入学式、蒼真が新入生代表で挨拶していた時は相当驚いた。 まさか、あの泣き虫だった蒼真がこんなに立派になるなんて。 さらに顔は整っているときている。入学式の次の日、学校は蒼真の話でもちきりだった。 『今年の新入生代表カッコよすぎない?!?!』 『しかも頭いいなんて最高じゃん…』 『オメガじゃないけど、番になりたいなぁ…』 いつの間にか、蒼真は学校の中で神的な存在になっていた。 だから、蒼真が俺に懐いているのに山田が驚くのも不思議ではない。 俺はそんなことを考えながら、帰着した。 まず、シャワーを浴びて、そして自室に行こうと階段を登っていたら、母さんが俺に声をかけた。 「今日も大丈夫だった?」 「うん、薬飲んだし、問題なかったよ」 「そう。体調悪くなったらすぐ保健室に行くのよ」 「わかった」 俺は返事をして自室に入った。 机に向い、予習ノートを開いたところで、スマホの通知音がなった。 スマホを開く。 『この前数学で分からないとこあるって言ったよな?明日の放課後あたり空いているんだがどうだ?』 凛人からだった。 『明日は先約あるから、また次でもいいか?ごめんな』 すると、凛人から電話がかかってきた。俺は電話に出る。 『誰』 無機質な声で凛人は言った。 「この前言った、蒼真だよ」 『ああ…あいつか…』 少しだるそうに凛人は応えた。 「あいつって、お前はどうして蒼真に対してそう冷たいんだよ…」 凛人とは中学生からの付き合いだ。 『別に、普通だけど』 明らかにテンションが低いのにそう言う凛人は、なんだか少し可愛い。 「別の日絶対空けとくから」 『生徒会の仕事、忙しくてなかなか暇にならない』 ムスッとした感じで凛人は言う。 「じゃあ今度の休み俺ん家泊まりに来るか?徹夜でやろーぜ」 『……』 沈黙が続く。 不味ったかなと思いつつ、口を開こうとすると 『じゃあ泊まりに行く』 と、早口で凛人は言った。 その様子があまりにもおかしかったので、少し笑ってしまった。 『おい、何笑ってんだ』 「いや、何でも」 『…まあいい。絶対だからな』 「わかったよ」 お互いおやすみと挨拶をしつつ、電話を切る。 凛人は、学校ではクール王子として定評がある。 生徒会にも属していて、まさにαって感じだ。 実際は、クールというか、つっけんどんとしていて、初めて会った時は噂と全く違っていてびっくりした。 でも、容姿はクールだよな。白い肌、薄い色で、緩くウェーブした明るい髪。目は少し鋭く、見つめられると少しドキドキする。このドキドキって、俺がΩだからなんだろうか。 「学校ではΩって言ってないけど、もしかしてバレてるんじゃいなかって心配になるんだよな…」 ある日、妹にそう言ったことがあった。 「それはなくね?だってお兄の見た目Ωからかけ離れてるし」 酷い言葉に聞こえるかもしれないが、実際そうなのである。少・中と野球をやっていた名残で今も短髪で、華奢な体型ではない。さらに一重、可愛いの欠片もない。 発情期もそんなに重くない。ただし不定期で急に重たいのが来る時もあるのだが。 周りも皆俺をβだと思ってるし、まあ大丈夫だろう。 俺はそう思っていた。 俺は蒼真の家に向かっていた。蒼真の家に向かう途中、俺は少し億劫になる。何故なら、蒼真の家は金持ちで、高級住宅街にあるからだ。こんなところに俺なんかが入っていいのだろうか。俺はいつもそう思う。 そんなことを考えていると、蒼真の家が見えてくる。 一際大きい。 ひぇぇ、と俺は小さく声を漏らす。 いややっぱαは違うな…凛人も大企業の御曹司だし…。俺の周りの人間どうなってんだよ…。 ピンポンを押す。 「鈴木太一です。」 『太一君!今行くね!』 元気な蒼真の声が帰ってきた。途端に扉の向こう側からトタトタと走ってくる音がした。 「いらっしゃい太一君!」 ガチャリとドアを開け、満面の笑みで蒼真が出てきた。 その顔に俺も思わず顔がほころぶ。 「おう蒼真。あ、母さんが蒼真にって、ケーキ預かって来たんだか、一緒に食べるか?あ、でもお菓子もあるんだよな…大丈夫か?」 「全然大丈夫だよ!ケーキ嬉しい!」 「良かった」 俺は蒼真の家の中に入る。 「あれ?今日は蒼真のお母さん居ないのか?」 「うん、今日は仕事なんだ」 「そうなのか」 蒼真の両親は共働きらしく、蒼真の母は見たことあるが、父は見たことがない。 蒼真の部屋に向かう途中、誰かの気配をリビングに感じた。よく見ると、男の子が1人ソファに座っている。その子は、蒼真によく似ていた。 その男の子は俺に向かって、ペコっとお辞儀をした。俺も少し笑ってお辞儀する。するとその子はどこかへ行ってしまった。 「あの子、もしかして蒼真の弟なのか?」 「ううん、いとこなんだ」 「いとこか!すげぇ似てんな」 「でしょ」 蒼真が、ふふ、と笑う。 その笑顔を見て、心臓がドキッとする。 (これってもしかして恋なのか…?それとも、蒼真が‪α‬で、俺がΩだからなのか…?) そんなことを思いながら俺は蒼真の部屋に向かった。 蒼真が部屋の扉を開ける。 「…?」 「どうしたの太一君?」 「あ…いや、なんでもないわ!ごめんな!!」 俺は早足で部屋に入る。 (…なんだ?この匂い…少し甘ったるいような…) 「あ、太一君、実はこの前面白そうなゲーム買ってさ、太一君ゲーム好きだったよね」 「…あ、うん、好きだよ…」 なんか眠いな…。というかこの部屋暑くないか。 俺は第1ボタンを外した。 「はい、これコントローラー。じゃあちょっと説明するね。まずこれをこ……」 (ダメだ…意識が朦朧として…考え、れない…) 「太一君?どうしたの?大丈夫?」 蒼真が俺を心配そうな目で覗き込んでいる。 「あ……悪い蒼真、ちょっと体調悪くて…今日は帰った方がいいかも…」 「ほんと?……でもここから太一君の家まで結構距離あるし、ちょっと休んで行った方がいいんじゃない?…僕のベッド使っていいよ」 (確かにちょっと休んだ方がいいな…ベッド使わせてもらおう…) 「ありがとう…じゃあ使わせてもらうわ…」 俺は立ち上がる。だが、足に力が入らずヨロヨロっとまた床に座り込んでしまった。 「太一君無理しないで…僕が運んであげる」 体がフワッと浮く。俺は蒼真に抱き抱えられた。 (ちょっと恥ずかしいな…でもなんか心地いい…) そのまま、俺は蒼真のベッドに寝かせられた。 (…?!?!) その途端、俺の体が一気に暑くなった。 やばい、これ、発情だ。蒼真に気づかれる前に何とかしないと…。 はァ、はァ、と息遣いが荒くなる。前はもう先走りでぐちょぐちょになっている。それだけでなく、蒼真の匂いのついたベッドを嗅いで、後ろも…。 「ヒィッ?!?!」 蒼真がいきなり俺の肩を触り、俺は素っ頓狂な声をあげてしまった。 「太…一君、もしかして、発情してるの…?」 蒼真の言葉に、のどがひゅっとなる。 「……頼む蒼真、このことは誰にも言わないでくれ…頼む…」 俺は少し泣きながらそう言った。 「言わないよ…絶対に」 蒼真が優しい口調でそう言った。 思わず、安堵の涙が出る。 「…でもそれ辛そうじゃない……?………僕が処理しようか…?」 「…ッ…それは、ダメだ、お前は友達だし、何より俺なんか嫌だろ…」 「そんなことないよ…」 「でもそんなことさせられねぇ…」 「…わかった、じゃあ僕部屋の外に出とくね、もし何かあったら声掛けて」 そう言って蒼真はスタスタと扉に向かって歩いていく。 行かないで 咄嗟にそう言ってしまいそうになった。 (俺は何を考えているんだ!蒼真にまで迷惑かけて…早く済ませて帰ろう…) 俺は前を触る。 くちゅくちゅといやらしい音が部屋に響き渡った。 ハァハァと息が荒くなる。 (う…ダメだ…収まんねぇ…) 俺は仕方なく後ろに手を伸ばす。 「はァ……」 ゆっくりと指を差し込んでいく。 「…ァ…ハァ、んぁ、ん、あぁ……ん!」 良いところに指が当たる。 少し擦るだけで、腰が浮き、あられもない声が漏れる。まるで、女みたいだ。 (あ…もう少しでイけそう…) そう思っていた時、部屋に入った時に嗅いだ匂いがさらにきつくなった。 「?!?!何これぇ…うぁ…やば、い……」 ハッハッと、さらに息遣いが荒くなる。 「待って…イッ、くぅぅ…あっ、あ、あ!」 俺は勢いよく射精した。後ろの愛液も量が多い。 「これだけじゃ、足りない…蒼真…そうまぁっ」 (いやいや俺何言ってんだよ…ダメだろ…ダメだ…) 呼んではいけない。しかし蒼真に来て欲しい。 「…どうしたの太一君?」 扉越しに蒼真の声が聞こえてくる。 「さっきからなんかやばくて、イくのがずっと止まらないぃ…」 「そっか…太一君はどうして欲しいの?」 ダメだ。言うな。自制しろ。さもないと取り返しのつかないことになるぞ。 「…いっ…入れて欲しい…指だけじゃ足りなくて…」 「でも僕と太一君は友達なんだよね?友達同士はそんなことしないんじゃないかな?」 「ウッ…でももう我慢できないんだ…そうまぁ…」 「…言ったからね。僕入るよ」 ガチャっとドアノブを開ける音がする。 心臓がうるさい。 (蒼真にぐちゃぐちゃにされたい…蒼真のでいっぱいになりたい…蒼真…蒼真…) 扉がゆっくりと開き、蒼真の顔が見えてきた。 蒼真の頬は上気していて、艶っぽく見える。 (やっぱ蒼真って綺麗だよな…) ぼぉっとした頭でそう思う。 「そうまぁ…」 俺は甘ったるい声で蒼真を呼んだ。 「…ッ」 蒼真は唇を噛み締めた。そして、上着を脱ぎ始める。 (やばい、めっちゃドキッとした…てか見た目の割に体できてんな…) 蒼真はベッドに座り込み、俺の背中に手を回し、俺を抱き上げた。 「…んぅ...///」 蒼真が触ったところがさらに熱くなる。 「太一君、エロいね…」 (エロいって、こんな男に向けて言う言葉じゃないだろ…) 「へへ…対面座位」 蒼真がニヤっと笑う。 (…ッ?!?!なんつー言葉を…) 「太一君…赤くなって可愛いね…」 「そんなこと…、ちょ、っあ?!、…や、止め、舐めないで、んっ、あ……/////」 (蒼真が…蒼真が俺の腹を舐めている…!!!) 俺は恥ずかしさで死にそうになった。 それだけでなく、蒼真は俺の右の小さな尖りを舐めつつ、左の尖りを優しくつねった。 「そう、まぁっ、待っ、て、それヤバイ…もうイきそう…ック、ふうぅ…ッ」 「太一君は、どこもかしこも敏感なんだね…」 蒼真はさらに強く尖りをつねった。 痛みの中に甘い痺れがある。 初めての感覚に脳が追いつけない。 「痛っ、痛い蒼真…」 「ほんとにそれだけなのかな…?」 ふふ、と蒼真が笑う。 「……ほんとはもっと、つねって欲し…い…」 あまりの恥ずかしさに俺は顔を逸らす。 するといきなり顎を掴まれ、俺の唇は蒼真の唇と重なった。 「はっ…待っ…そう、ぅむ、あ、んっ…んふぅ…」 「はァ…ほんとに太一君可愛すぎ…」 唇が離れていき俺の口の端からヨダレが垂れた。 するとそれを蒼真が拭い、もう一回優しくキスをした。 「…次はこっちを試してみようか…」 「こっちってな…ひぁんっ…ッ♡」 蒼真の長い指が小さな窄まりに入っていく。 「ふふ、太一君ここがとても気持ちいいんだね」 蒼真が俺の中をグチュグチュと掻き回す。 「あっ…違、んぁっ...///はっ、あんっ♡…ッ…ダメッ♡…アッ…ダメだッ…イッ…♡♡♡」 ビュッと勢いよく精液が発射される。 「気持ちよかった?…でも、太一君はそれだけじゃ足りないんだよね…」 蒼真がベルトを外した。 「…?!?!」 (なっ、、んだこの大きさは…) 蒼真のソレはいきり立っており、赤く腫れている。 「待ってくれ蒼真…この大きさは入らない…」 「そんなことないよ太一君…さっき沢山解したし入るよ…」 (いや無理だって、尻が裂けるよ……でも、この大きさ、入れてみたい……) 絶対気持ちいい 入れたこともないのに、そんな考えが浮かぶ。 「そんなに心配なら、自分で確かめてみる?ほら手を貸して…」 蒼真は俺の手を掴み、俺の窄まりに持っていった。くちゅっと音がする。さらに、掴んだ俺の指を抜き差しした。 「?!待って蒼真…ッ…はっ…んぅぅ…アッ♡」 (はァ…嘘だろ…こんな柔らかくなってる…) 「太一君…もう僕のコレ…入れてもいい?」 もう、逆らえない。本能でそう感じた。 「うん、も、、入れて、そうまぁっ、早くお前ので中グチョグチョにして欲しいっ…」 「…ッ…入れるよ…太一君…ゆっくり腰おろして…?」 「わかった……あ…ふ…んぅ…」 俺は腰を下ろした。 (怖くて先しかいけない…) 俺は怖気ずいて、先しか穴につけられなかった。 ちゅっちゅといやらしい音が響く。 「ごめん太一君…」 急に謝ったので俺はびっくりしてしまった。 「え、なに……ひッ、ァァッ?!?!ッ」 蒼真は俺の腰を掴み、勢いよく下に下ろした。 バチュンッ、とものすごい音がする。 「待っ…急過ぎッ…うぁっ…無理ッ…むいむい…ッ」 「ごめん…待てない…」 蒼真は俺の腰を掴み上下に動かした。 「ぁッ!ツッ!…んっ♡あっ♡これっ…あっ、すご、イィ♡…そうまっ、俺イクっ…♡♡♡」 いつの間にか俺は自分自身で腰を動かしていた。 「いやらしくて可愛くて綺麗で、最高だよ太一君…」 ぱちゅぱちゅと規則正しい音が聞こえる。もう何も考えられない。快楽に、溺れていくばかりだ。 「ああ…好きだよ太一君…好きでたまらないんだ……太一君はどう?僕のこと好き…?」 蒼真と目が合った。 (蒼真なんか泣きそうな顔してるな…) 「そう、まっ、おれもすきだよっ、しゅ、きっ…んぅ…///」 「まだまだ太一君が足りない…」 俺はベッドに寝転がされた。 上から見る蒼真は、見たことないの顔をしていた。 (うぁ…やばい…蒼真のこの顔…なんか…なんか腹に来る…) 俺は足を蒼真の腰に巻き付ける。 「ね、もっと触って?、そうまぁ、おれもまだまだ足りない…お願い蒼真…腹が、疼くんだよ…」 「…言われなくても触るよ。というか触りたい。太一君の奥の奥まで知りたいよ」 そう言って、また蒼真は俺の窄まりに、まだデカく張りつめたものを押し込んだ。 「…ック、ほんとに気持ちいいよ…太一君の中…ずっといたいくらいだ…」 (なんか嬉しいな…俺の中で感じてくれてるんだ…) 「へへ…」 俺は思わず笑ってしまった。 するといきなり蒼真の動きが激しくなる。 「…えっ?…あっ、ッ、待っ、て…♡そ、んないきなりしたらまたイクッ…♡♡」 「っ、…可愛いよ…可愛いよ太一君…」 「あっ♡へぁっ?…ッ…イッ♡…あんっ♡」 段々とストロークが速くなっていく。 「…ッッ」 中に勢いよく熱いものが吐き出されているのがわかった。 「あ…ふ…ぅあ…む…ん…」 蒼真が俺の口の中に舌を差し込む。 (あ…すごい気持ちいい…幸せだ…) 俺は眠くなってきて、瞼を閉じる。すると、蒼真の声が聞こえた。 「君はずっと僕のものだよ」

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