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第30話

「やぁあっ!」 「恥ずかしがってちゃ次に進めないだろう? いい子にしな。暴れるんじゃない」  くすくすと笑うグランに尻を割り開かれ、恥ずかしいところが丸見えになってしまう。 「綺麗な色だ」 「っ、っ……!!」  自分の精液で濡らされた蕾に、ぬるりとしたあたたかいものが触れる。グランが股の間に顔を埋めて、舌で窄まった場所を舐めているのだ。ありえないことをしているグランを引き剥がしたかったけれど、いくら暴れても押さえつけられてしまってルカは抵抗すらできなかった。 「だめえ、だめっ……! やだよ、やめて……!!」 「そのうち気持ちよくなる。力抜いて俺に任せろ」  息を呑んだ瞬間、にゅるりと舌が入り込んでしまった。グランの言う通り、じわじわと身体中に何かおかしな感覚が広がっていくのを感じる。怖かったけれど、どんどん身体の中をグランに侵食されていくのは嫌ではなかった。 「んッ……んぅ……」  ちゅぷちゅぷと尻を舌で味わわれて、ルカは腰をくねらせながら与えられる刺激に耐えていた。舌で浅いところを抜き差しされて、気持ちよくなってしまうなんて。その上すっかり感じた声を漏らしてしまうのを止められない。 「少し柔らかくなってきた」  恥ずかしい報告をされて、ルカは涙を浮かべた目を瞑る。涙が頬を伝っていって、おかしくなりそうなほどの羞恥心に身を焼かれた。 「だが、俺のを突っ込むにはまだ早そうだな――」  身体を起こしたグランは下衣をずり下げ、自分のものをルカに見せつけるように取り出して見せた。 「わ、ぁっ……」  ルカの目の前には血管が浮かんだ長大な雄塊が突き出され、驚いて目を丸くしていた。自分のものとは比べ物にならないくらい雄々しくて、こんなものが自分の中に入るところなんて想像もできなかった。 「それ……すごくおっきい」 「だろ? だからしっかりここを慣らしてやらないとダメなんだ」  くしゃくしゃと頭を撫でられ、強張っていた身体から力が抜ける。  恥ずかしいけれど、しっかり慣らしてくれることが優しさなのだと気付かされる。それくらいグランのそれは立派で、ルカはドキドキしてしまった。 「ぜんぶ、入るかな……」 「ちゃんとほぐせば大丈夫だよ。ほら、こんなふうに」 「ひゃうッ!?」  長い指が二本、舌では届かなかった場所までずるりと入ってくる。ゆっくり抜き差しされ、円を描くように蠢いてルカを混乱させた。  誰にも侵されたことのない秘められた場所を、グランの指が暴いていく。 「んんぅ……!」 「ちゃんと息を吐いて。息を詰めていると苦しくなるだけだぞ」  グランに言われて、ルカは一生懸命息を吐き出して力を抜いた。その瞬間を見逃さず、グランは奥へと指を滑り込ませてくる。 「上手だ、ルカ。ちゃんと俺の言うことが聞けて偉いぞ」  言いながら、指の抽送を早める。淫らな水音を立ててグランはルカのまだ誰も知らない無垢な蕾を激しく責め立てた。 「ぐらんっ……! だめぇっ、こわれちゃう……!!」  ルカは舌足らずな言葉でやだやだと言いながら、腰が浮いてグランの指を受け入れる体勢をとっていた。本当に拒んでいるならば、そんな体勢を取るはずがない。ルカは「だめ」と口で言いながら、与えられる快楽を享受していた。  グランの手によってルカはどんどん開花している。  指でルカの秘めた場所を責めながら、グランは小さく笑みをこぼしていた。

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