36 / 40
36
「ひろ、き……奥、お、く、まで……はやく……」
「うん、分かった……」
小さく抜き差しを繰り返される寛希のペニスは、次第に亮介の奥へと入り込んでいる。動きのひとつひとつが亮介に快感という刺激を与えていた。
「寛希ぃ……もっと、もっとぉ……あぁっ」
「亮介、奥まで入ったよ……」
寛希が密着して完全に動きを止め、艶めかしい声で亮介の耳元で囁く。
チラリと振り返ると、寛希の唇が触れた。亮介はそのままぐっと自らの唇を押さえつけた。
それに気付いた寛希は、激しく亮介の唇を貪る。無意識に舌を出し、互いに絡め、どちらとも分からない唾液で口元を滴らせる。
「んっ、んぅ……んあっ!!」
寛希の腰が次第に動かされ、徐々に大きくなっていく。
激しく押し寄せる快感が亮介の全身に広がっていき、身も心も寛希を求めていた。
ともだちにシェアしよう!