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第43話 蓮side公認の関係

涼介が俺たちの事を篤哉たちにカミングアウトしたせいなのか、俺は多分浮かれていたんだと思う。俺は何だかこの生意気で、繊細で、一見女王様気質の涼介を世の中に見せびらかしたくなっていた。 校内を涼介の手を繋いで歩くと、涼介は少し視線を彷徨かせて戸惑っていたみたいだ。けれど、俺は今までずっと待てをさせられて来た、恋人への愛情表現を遠慮なく発揮させてもらう事にした。 すれ違う生徒たちが俺たちの繋いだ手を見て、ハッとして俺たちの顔を見つめてから、驚きを顔に浮かべるのが皆一緒で面白い。 「…なぁ、急に何?」 俺の顔を横目で見ながら、涼介は尋ねてきた。戸惑いながらも俺と繋いだ手はそのままだ。俺はそんな涼介が可愛くて、口元を緩めながら言った。 「俺たちを公認にさせようと思って。涼介を狙ってる奴実際多いからな。今までは様子見てただろうけど、そろそろ牽制しておかないと、恋人の俺としては心配だ。」 そう言う俺に涼介はクスッと笑って言った。 「俺がモテるのはまぁ事実だけど、俺をコントロール出来るのはお前ぐらいだろ?俺結構、蓮が思うより絆されてるんだぜ?」 そう言って、甘い表情で俺を見つめた。ああ、そういえば涼介って、顔がこんなに綺麗だったんだな。俺は改めて涼介を第三者の目線で見た気がして、ため息を吐いた。 「なぁ、涼介って綺麗な顔してるよな。」 エキゾチック美人の涼介を見つめながら俺がボソッと呟くと、涼介は目を丸くして笑った。 「なんだそれ。ははは。今更何言ってんだ?」 俺は涼介を校舎の陰に連れて行くと、壁に押しつけてささやいた。 「俺、ずっとお前とは幼馴染だったから、何かキッカケがあって好きになったわけじゃないんだ。気が付いたら好きになってた。だからお前の顔が綺麗だからって、好きになったわけでもない。 でもお前が俺の恋人だってみんなに言って良いんだって思ったら、涼介の顔が綺麗だったんだって改めて思った。俺、お前を自慢したいんだ。俺のものだって。」 そう言うと、涼介はやっぱりクスッと笑って言った。 「やっぱりお前今日変だな。…でもいいぜ?存分に自慢しても。俺って自慢されるだけの逸材だからな?」 そう言って、悪戯っぽく甘やかに笑うと、俺の首に手を伸ばしてキスを強請った。俺は涼介って結構な甘えん坊だよなと心の中で思いながら、涼介をじっくりと味わったんだ。

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