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宮部が吐く荒い息を聞きながらそのまま俺は腰ごと持ち上げて後ろにも舌を這わせる。
「ヤダっ!それっ!やめっ!!」
慌てた宮部が俺の髪を掴んでくるが宮部の白濁をねじ込みつつ、その皺を一つずつ伸ばすようにゆっくり解した。
「ダメ!汚っ……ちょっ……っ」
半泣きのような、でも、その声に少しずつ色香が滲んでくる。
少し解れ始めて中にも舌を挿し込むと、ピクンと跳ねて甘い声が耳に届いた。
バッと俺の髪から手を離して口を塞ぐ宮部の反応にこっちの口の端が上がる。
薄暗くて顔がはっきり見えないのが残念でならないが、これならイける気がして俺はローションに手を伸ばした。
その間に枕で顔を隠すように宮部が横向きになっていて俺はそのまま片腕で宮部の腹に手を回してその尻を引き上げる。
「待って!!」
「無理」
言いながらその白い双丘にローションを垂らした。
冷たさに跳ねた身体を抱き寄せてその背中にキスを落とす。
そのまま後孔を撫でると、宮部はギュッと枕を握った。
「これなら顔見えないしキツかったらしがみつけるだろ?」
「そんなとこ晒して……この方が恥ずかしくない?」
「深く考えなくていいから……宮部は気持ちよくなることだけ考えてろ」
頭を撫でて力の入った肩甲骨から背中、腰に小さなキスを降らせる。
ピクッピクッと僅かに跳ねるその姿にこっちがどうにかなりそうだ。
だが、グッと堪えて俺はそっと太腿から指を這わせて後ろの蕾に触れる。
すぐには挿れず周りを撫でてローションを馴染ませていると、そこの緊張も僅かに解れてきた。
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