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十四日『裸足の記念日』

「ふあぁ、つっかれたぁ」  バイトを終えてシャワーを浴びて。髪もまだ乾かないまま晴日は勢いよくベッドに倒れ込んだ。   「明日からお休みだもんね、ノブくんと旅行、ふふ……」  大きく伸びをすると晴日は俯せのまま目を閉じた。しばらくして信周が覗きにきたとき、晴日はもうぐっすりと眠っていて、信周はベッドの外にはみ出した晴日の足の裏をそっと撫でた。

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