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二十一日『遠距離恋愛の日』
バイトから帰ると、部屋は出かけたときのまんま。
脱ぎっぱなしのパジャマの上に座る。まだ温かいコンビニ弁当を取り出し、テレビをつけて、漫画と毛布を持ってきて、おひとり様タイムの始まり始まり。口を拭いたティッシュをポイッと転がすと、晴日はそのままソファーにごろんと転がった。ソファーに寝転がってお菓子を食べたって、今日は誰にも怒られない。
「意外と快適じゃん? あは」
晴日はクッションを高く放り上げ、足で器用にキャッチした。
【参照◇十二月十七日『飛行機の日』】
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