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番外編1 生でシていいよ(5)★
「自分のことながら、中出し系のAVみてーだな……」
「それを言うなら、アングルが違ぇだろ」
と、千佳の体を抱き寄せるなり、明は体勢を入れ替えた――今度は自分が上になって相手を見下ろす。
途端に千佳がハッとした顔つきになったけれど、勿論お構いなしだ。有無を言わせず、彼の両脚を掴んで胸元まで折り曲げてやる。
「お、おい!」
「AVつったらこうだろ」
露わになった後孔は、まさにAVのカメラアングルそのものだ。
明が凝視すれば、そこはヒクつきながら新たに精液を溢れさせる。これが自分の欲望の証だというのだから、胸がゾクゾクして堪らない。まるで所有物だと知らしめているかのようだった。
「さ、さすがにじっと見すぎだって……明って結構むっつりスケベだよなあ」
千佳はそう言いつつも、満更でもない様子で頬を染めてみせる。
性的関心が強いのか、こういった一面は時として困りものだ。また性欲が湧いてきそうになるのを、明はそっと理性で押し止めた。
「言ってろ。つーか、これどんどん溢れてくっけど平気?」
「ん? ああ、まだ腹ン中に残ってる感じはあるかな? そのうち、ウンコに混じって全部出てくんじゃね?」
「それよか先に腹壊すっての。掻き出してやっから、一緒に風呂入んぞ」
立ち上がって手を差し伸べると、千佳は破顔して握り返してくる。
「そのままお風呂エッチしちゃう?」
「その気になったらな」
家族はまだ帰ってきそうにもないし、どうせその気にさせられるのだろう――。
そんな予感を覚えつつ、明は千佳の手を引いて部屋を出たのだった。
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