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ー未知ー46
今は完全なうつ伏せ状態の俺。 だからなのか中にローションが入っている間、ずっとシーツを掴んでいた。
痛みと快感が交互に襲って来るのだから、しっかりとシーツを掴んでそちらにも快感や痛みを分けるようにだ。
「も、こん位でええかな?」
そう雄介の独り言みたいなのが聞こえたような気がした。 いやきっと今のは完全な独り言だろう。
だけど独り言って、聞いてもらいたいっていうのもあるのだから、独り言でもあり誰かに聞いてもらいたいから言ってるのかもしれない。
雄介の指が俺の後ろの蕾から抜ける。
俺からしてみたらホッとしたというのか、体から力が抜けたような気がする。
だけどこういう行為が終わった訳ではない。 だけど指を体から抜かれた事で体から力は抜けてしまうもんだ。 だが再び体に力が入ってしまう。 そう雄介がさっきの玩具を俺の後ろのの蕾の入口に当てて来たからであろう。
「ふぅ! ん!」
思わず力が体に入ってしまう。
「力入れんなやぁ……コレ、望の中に入らなくなんやろ?」
「ん……だけど……人間って、痛いとつい体に力っていうのは入ってしまうもんだろ?」
「ま、確かに、そうやねんけどなぁ……。 とりあえず、まだ、望の中に、この玩具入れてはないけどなぁ」
「でも、それでも、力っていうのは入っちまうもんなんだよ」
その俺の言葉に雄介は、少し考えると、
「ほなら、まだ、暫く、俺の指で慣らすか? まぁ、しょうがないわぁ……ホンマ、望のココっていうのは、こういつまで経っても緩くなる気配みたいなのはあれへんしな……ホント、毎回こう丁寧にやっていかんとアカンっていう訳やんなぁ……」
そう言って雄介は一旦手にしていた玩具をシーツへと落とすと、一瞬だけそこが沈んだようにも思える。
それからは雄介の手がゆっくりと俺の双丘へと触れ、雄介の男らしい手が縦横無尽に撫でられる。
「ふぅ……ん……ぁ……」
逆に雄介の手つきみたいなのは、心も優しいからなのか、本当に手の方もこう優しい感じで触れて来ているのは気のせいであろうか。 だからなのか俺の方も思わず激しい感じではなく、柔らかい感じの声が出る。
そんな俺の様子に雄介の方は、微笑んでいるようにも思える。 今は確かに俺の背後にいる雄介。 だけど雰囲気というのか感じというのか、空気がそう感じさせてくれているのかもしれない。
長くて太い指が俺の後ろの蕾の入口を掠めたようだ。
「ちょ、……ん!」
優しい感じで触れてくるもんだから、俺の声も甘くて柔らかい声しか今は出て来ない。 本当に俺の方は激しくされるよりかは雄介みたいに優しくて丁寧な方がいいのかもしれない。
だからきっと俺と雄介っていうのは相性がいいのであろう。
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