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年末だよ
啓吾と八千代と、口をきかないと宣言してから4日目。2人が謝ってくれないから、タイミングがわからなくて喋れていない。
しかし、今日は大晦日。皆でカウントダウンのイベントと初詣に行くからと、再びお泊まりの許可を貰ったものの····。
とりあえず僕は、2人と口をきかないままお泊まりに来ている。そして、りっくんと朔と一緒に、昼食の準備をしていた。
「りっくん····。僕、めげそう····」
「うん。もう諦めたら?」
昼食のおにぎりを握りながら、りっくんは呆れた顔で言った。
「けど、2人が謝ってくれないんだもん····」
「あの2人、ゆいぴが意地になってんの面白がってるだけだからね。開き直って普通に話しかけた方が、アイツらはつまんないと思うよ」
「そうなの? でも、それだと結局僕の負けみたいにならない?」
「ははっ。何の勝ち負けなの? 本来の目的忘れてるでしょ」
「お、覚えてるよ! だから、謝ってくれないんだって····」
「じゃ、1年の最後に意地張って、喋れないまま終わっていいの? 絶対後悔するでしょ?」
「······する」
「はぁ~····。俺が2人に謝るよう言ってあげるから、ゆいぴも素直になってね?」
「ホント!? うん! ちゃんと仲直りするぅ」
「仲直りって、お前ら喧嘩してたのか?」
「違うよ、朔。みんな無駄な意地張り合ってるだけだよ」
「りっくん、無駄とか言わないでよ····」
「そうか。にしても、結人が作ったおにぎりは小さいな」
「え、朔の大きくない?」
「2人のが極端なんだよ。コンビニのサイズに合わせたら一般的なんじゃない?」
「「なるほど····」」
僕たちは不揃いなおにぎりをテーブルに並べ、ギクシャクしたまま昼食をとる。
「あのさぁ、今日大晦日なんだけど。この空気どうにかしてくんない? 場野と啓吾ね、いつまで意地張ってんの? ちゃんとゆいぴに謝りなよ」
「俺ら別に意地張ってねぇよ? なぁ?」
「そうだな。つーか、ここまで結人が粘ってることにビックリしてんだけど」
「いやいやいや、お前らね。ゆいぴ頑張ってんじゃん! からかうのも大概にしなよ」
「ねぇ、りっくん。僕が頑張ってるみたいに言わないでよぉ。悔しいでしょ····」
僕は小声でりっくんに抗議した。
「え? あぁ、ごめんね」
「あとさ、もうちょっとさりげなくとか、せめて僕の居ない所で言うとかさ····」
「えー····。だってめんどいもん。大晦日に空気重いのやだしさ、さっさと仲直りしてもらおうかと思ったのに」
「あ····、そうだよね。えっと、ごめんね? りっくんにも嫌な思いさせちゃって····」
そうだ。僕が変な意地を張っているせいで、りっくんと朔まで巻き込んでしまっている。それに、りっくんの言う通り、1年の最後に八千代と啓吾と話せないなんて嫌だ。
「あぁ、違うよ。大丈夫だよ、ゆいぴ。俺がイラついてんのはバカ2人にだから」
そう言ってりっくんは、八千代と啓吾をジトッと見た。2人はバツの悪そうな顔をして、おにぎりを片手に目を逸らした。
2人とも、大きさを見て僕のを選んで食べている。そういう無意識な所に気づくと、意地を張っているのが馬鹿らしくなってしまう。
だから、僕から折れてあげよう。なんて思っていたら、八千代に拉致されてしまった。呆気にとられて、抵抗する間もなかった。
話しかけるタイミングを逃し、無言で洗浄された。それでもいつも通り優しくて丁寧で、ひたすら僕の嬌声が響くだけの恥ずかしい時間が続いた。
啓吾にベッドまで運ばれ、そのままお尻を弄られる。啓吾も八千代と同様に無言を貫く。そして、いつも通り全身を弄るが、キスだけはしない。キス魔の啓吾が、だ。
こうなると、無性に不安になる。僕がしつこいから怒っているのだろうか、万が一にも嫌われてしまったら、と。不安が心を覆った時、口が勝手に動いていた。
「啓吾····?」
「ふはっ。久しぶりに呼ばれた。なぁに、結人」
何事も無かったかのように、けれど待ちわびていたように、満面の笑みで応えてくれた。4日ぶりに見た啓吾の笑顔に、胸が熱くなって涙が滲む。
「そんなのズルいよぉ····」
「あ~、泣くなよぉ。ごめんな。意地悪しすぎたな。意地張ってる結人も可愛くってさ」
「······啓吾、もう意地悪言わない?」
「言うよ。怒ってる結人も可愛いから。けど、もうコンプレックス弄ったりはしない。ごめんな」
「うー····。約束だよ? どうせ、つい言っちゃうんだろうけどぉ」
「え~、酷くない? 信用されてねぇの~。でも、ホント気ぃつけるね。結人を傷つけたいわけじゃねぇから」
「別に傷ついたりしてないけどさ。····事実だし。皆が可愛い可愛いってしつこく言うから、小さいのも可愛いって言われるのも、あんまり気になんなくなったし」
「そうなの? じゃ、これからは遠慮なく結人の可愛いとこ愛でていいんだ?」
「それは······もう! 好きにして」
僕は、ついに諦めてしまった。こうも直球で来られると、気にしているほうが馬鹿らしく思えてきた。
「ねぇ、なんで今日はキスしないの?」
「結人、怒ってたから嫌かなぁって思って」
「キスはダメで、えっちはいいと思ったの?」
「そこは····流されてもらおっかなって。えへっ」
「ホント、啓吾はブレないね」
「はは。そんじゃ、もうキス我慢しなくていいよな」
僕の返事を待たずに、啓吾は僕を食べてしまいそうな勢いでキスをする。
「んぁ····はぁ······んっ」
「結人、ケツ気持ちいい?」
「ん、気持ちぃ」
「今、指何本入ってるかわかる?」
「3本····?」
「正解。もう1本挿れてみる?」
「んぇ····入るの?」
「いつも入りそうなくらいには解してるしなぁ。つーか、朔のが入ってんだし入るだろ」
「そっかぁ。挿れたい?」
「んふふ~。挿れたい」
「いいよ······んぁっ、ふぇっ····」
「ん~、やっぱキツイかな。痛い?」
「ううん。苦しい····けど、拡げられてるの、気持ちぃよ」
「結人はマゾっけヤバいなぁ。ごめん、やっぱもうこっち挿れるね。こんなエロいケツマンコ我慢できねぇ」
啓吾は息を荒らげ、おちんちんを穴に押し当てる。僕のはしたないアナルは、勝手におちんちんに吸い付いて自ら飲み込んでしまいそうだ。
「け、けつ····ま? んっ、わかんないよぉ····。僕のお尻えっちなの?」
「あー····うん。めっちゃえっちだよ。大好き。結人の全部好きだけど、ケツは格別」
恍惚な表情をみせ、唇をペロッと舐めた。なんていやらしい顔をするのだろう。
僕がそれに見惚れていると、啓吾が僕のナカに入ってきた。あんなにトロトロになっていたのに、咥え込むとキュッとフィットする。不思議だ····。
「啓吾····。それだとゆいぴ、身体目当てだって勘違いするよ」
りっくんが警告する。流石りっくんだ。僕の思考パターンをとてもよく理解してくれている。事実、それは頭を過ぎった。
「えっ、マジで!? どこで? 結人、俺そんなんじゃないかんね?」
「····わ、わかってるもん····。それより、ね、動いて?」
「我慢できねぇ? ははっ。ケツくねらせて可愛いなぁ。俺も、動きてぇよっ」
啓吾は僕の望み通り、イイ所を擦って突いてイかせてくれる。
「結人、だんだん俺らに要求できるようになってきたな。強請んのが上手くなったんじゃないか?」
「だねぇ。して欲しいこと言ってくれんの嬉しいよねぇ。んぁー、ゆいぴのお強請りマジで可愛い。何でもしてあげたくなる」
「そうだな。断れねぇ」
「朔と莉久は、ちょっと甘やかしすぎだけどな。結人さぁ、俺ら以外にも天然で強請るようになんぞ」
「それはダメだ。甘やかしすぎもダメなのか····。難しいな」
「ねぇ····僕、皆にしか、んんっ、お強請りしないよ?」
「それがねぇ、結人は無意識で他の人にやっちゃうタイプなんだよねぇ。だから、俺らが心配してんのっ」
「んあぁぁっ!! 奥っ、急に、突き上げちゃらめぇ····」
「んはっ。突くたびに噴くの可愛い」
「やだぁっ、遊ばないでぇ····ひぅっ、あんっ、やぁん」
「結人、次どうしてほしい? 奥抜く? 前立腺潰す? 入り口出し挿れする?」
「んぇ····えっと、ね、啓吾の好きにしてぇ」
「じゃ、全部な」
「んえぇっ!? 全部なんてっ、むりぃっ」
「無理じゃねぇよ。結人はぁ、ずーっとイッてたらいいからね」
笑顔で怖い事を言う啓吾にドキドキしてしまったなんて、そんな浅ましい事は言えない。
啓吾は予告通り、入り口で音を立てながら何度も抜き挿しして、飽きると執拗に前立腺を押し潰した。挙句、奥を貫いて深い所で射精した。
「も、もう····らめ····休ませてぇ」
へばってしまった僕に、啓吾が口移しで水を飲ませてくれる。その隣へ、八千代がゆっくり腰掛けた。
「八千代····」
八千代を見上げ、何と声を掛けるか悩んだ。だが、先に沈黙を破ったのは八千代だった。
「悪かったな、しょーもねぇ意地張って。俺とも口きけよ」
「····っ。うん。八千代ともいっぱい喋るぅ」
僕の頬に添えられた手を、キュッと握り返して言った。八千代は反対の手で、溢れた涙を拭ってくれた。
「俺も挿れていいか? もうちょい休むか?」
「大丈夫だよ。八千代とえっちしたい」
「あんま煽んなよ」
八千代は困った顔で笑い、乳首を弄りながらキスをする。舌は激しく絡ませるのに、不思議と優しく感じるキスなんだ。
「挿れるぞ」
ゆっくり奥へと突き進んでくる。奥の扉で一度止まり、入ってしまわないように押し上げる。いつ貫かれるのか分からないドキドキと、早く入ってきて欲しい焦れったさが入り混じる。
もう扉が開かれる····そう思った時だった。八千代は腰を振るのをやめて、僕の頬に手を添えて話し始めた。
「お前と喋れねぇの、自分で思ってた以上に辛かったわ。何より、お前が俺を呼ばねぇのが耐えらんねぇ。けどお前、何回か呼びそうになってたよな」
「んん····なってたね。僕、八千代が辛そうなんて、全然わかんなかった····。いつも通りだし、しれっとしてるんだもん」
「お前みたいに何でも顔に出さねぇっつぅの。まぁ、俺の嫁なら気づけよな」
八千代は奥をグッと突き上げた。
「ひあぁっ、ごめっ、ごめんね。気づけなくて、ごめんね····」
「責めてるわけじゃねぇよ。わりぃ····。俺が悪かった。から、泣くな」
「な、泣いてないもん。気持ち良すぎて、勝手に涙出てくるだけだもん。いつものやつだもぉん····」
「泣いてんじゃねぇか。んっとに可愛いなぁ」
僕を引っ張り起こし、八千代はギュッと抱き締めてくれた。抱き返すと触れ合った肌が温かくて、心が溶けていくようだ。
「涙、止まんねぇな」
八千代は瞼にキスをして、落ちた涙を舐めてしまった。
「だめだよ、汚いよぉ」
「ハァ····。お前、まだわかんねぇの? お前に汚ぇとこなんかねぇつってんだろ」
「でもぉ····」
「お。涙止まったな。よし、続きすんぞ」
八千代はまた奥をズンズン突き上げ、何度もイかせてくれた。せっかく止まった涙も、快感が走る度に溢れてきて、結局顔がぐしゃぐしゃになってしまった。
りっくんがお風呂に入れてくれて、仲直りのきっかけを作ってくれた事にお礼を言った。すると『俺と朔で独占できてて良かったのに』なんて悪態をついていた。けど、僕の元気がなくなっていくのを、呆れながらも心配してくれていたのは知っているんだ。なんだかんだ、りっくんはやっぱり優しい。
お風呂から出ると、皆が出掛ける準備をしていた。そういえば、カウントダウンに行くんだった。仲直りで頭が一杯だったから、すっかり忘れていた。
「ねぇ、年越しそばって食べないの?」
「え、食べんの? 今から晩飯食いに行くのに?」
啓吾が、嘘だろって顔で僕を見た。
「だって、大晦日だよ? 食べないの?」
りっくんと朔の家は、夕飯が年越しそばなんだそうだ。夕飯の後だと食べられないからだとか。啓吾の家では、そもそも食べないらしい。八千代は気分次第で、食べたくなったら食べるって感じだったと言っていた。
僕の家では、早めの夕飯の後に、お蕎麦を食べながら年を越していた。年越しながらそばだ。
相談した結果、多数決で晩ご飯に年越しそばを食べることになった。
カウントダウン会場の近くにあるお蕎麦屋さんで、年越しそばを兼ねた夕飯を食べた。年末仕様らしく、大きな海老の天ぷらが乗っていて豪勢だった。
カウントダウンは、海の見える公園で行われる。りっくんと啓吾は行ったことがあるらしく、近くの神社で初詣もできると言っていた。
会場は人でごった返していて、僕が危ないからと穴場スポットに来た。人は少ないし、新年を祝う花火もちゃんと見える、小高い丘のような所だ。そこで、今年の最後を締め括る。
「皆、年末年始ってどう過ごしてたの?」
「俺ん家はなんもしないよ。いつも通りって感じ。おせちもねぇし、母ちゃんが帰ってきたら年玉貰うくらいかな」
「大畠ん家は自由だな。俺は、年末の大掃除手伝わされてたな。年始は祖父母が来るから挨拶させられてた」
「俺も掃除させられてたよ。希乃がだいたい消えるから、全部俺に回ってくんの」
「希乃って、莉久の姉ちゃん?」
「そ。アイツは狂った悪魔だよ」
「ははっ。莉久んトコは仲悪いっつぅか、尻に敷かれてる感じっぽいな」
「八千代は?」
「俺ん家は····年末年始は色々····挨拶とかで人の出入りが多かったからな。うぜぇなって記憶しかねぇ。お前ん家は?」
「僕ん家はねぇ、母さんと掃除して、一緒におせち作ってた。おせちの残りが晩ご飯でね、11時くらいにお腹空いちゃうから年越しながら蕎麦食べるの。年始はおじいちゃん家に行ってお年玉貰ってたよ」
「ん~。すげぇ幸せそう。聞いてるだけでほっこりするわ」
「ゆいぴって感じするねぇ。ホント尊い。想像しただけで癒される」
「つぅことは、結人ん家をベースにすれば良い家庭が築けるんじゃねぇか?」
「朔、天才。それだよ。結人ん家が基準だと、あったかい家庭になりそうだもんな」
「そうだな。結人中心に生きてっと、真っ当に生きていけそうだわ」
「えぇ、大袈裟だよ···。て言うか、皆すごい簡単に決めてるけど、それでいいの? それぞれの過ごし方があるんじゃないの?」
「皆、たいした過ごし方してないじゃん。俺らは、結人ん家の過ごし方に幸せなビジョンを見たの。だから大丈夫」
「えぇ~····皆が良いならそれでいいけど、いいのかな····」
「お、そろそろカウントダウン始まるんじゃねぇか?」
テンカウントが始まり、0時丁度に花火が上がった。会場は、年始を祝う歓声で沸き立った。
「せーのっ」
「「「「「明けましておめでとう」」」」」
「えへへっ。ヤバいね! なんかヤバいねっ。幸せだぁ。今年もよろしくね」
「あっ、待って。ゆいぴ今の顔もっかい。写真撮るから。そう、今年もよろしくね」
「りっくん落ち着いて。やれって言われるとできないよ····」
「ははっ。ことよろ~。はぁ~っ、莉久は遅せぇな。俺は撮れたよ」
「送って! 今すぐ送って!」
「今年もよろしくな。俺にも送ってくれ。早く」
「ことよろな。俺にも送れよ」
「お前らめんどくせぇな。グループで送るわ」
啓吾がタプタプ操作すると、りっくんと八千代、それに朔のスマホが鳴った。
「ん? 僕には来てないよ」
「俺らだけのグループだからね」
啓吾が今年最初の爆弾発言を落とした。
「えぇ!? 僕だけ仲間外れなの!?」
「だって、結人の写真共有するだけのだもん」
「なにそれぇ····。自分の写真要らないから仲間外れでいいけど、なんか複雑だなぁ······」
グループ名は、彼氏同盟。十中八九、啓吾が立ち上げたのだろう。
「おい、初詣行くんじゃねぇのか?」
写真を見て、満足した八千代が急かしてくる。僕たちは、カウントダウン会場から歩いて数分の所にある神社へ向かう。
屋台が沢山出ていて、さながらお祭りのようだ。人も多くて、かなり混雑している。
「結人、絶対手ぇ離すなよ」
啓吾が手を繋いでくれた。スマートでかっこよくて、ドキドキしてしまう。さらに、反対側から朔が肩を抱いてくれた。
「こっち側は俺な。場野、お前は前歩けよ。道できるだろ」
「てんめぇ····どういう意味だよ」
「まぁまぁ。道作れるんは事実だろ? 結人の為だと思ってさ、な?」
「クソッ····今回だけだからな」
八千代の機嫌が悪い。おかげで、より道ができやすくなった。八千代が歩くと、前を歩いている人達が自然と道を空けてくれるのだ。
本人は自覚していないようだが、どこからどう見てもチンピラ感がある。イカつい服装な訳でもないし、変な色のサングラスを掛けている訳でもない。ただただ、雰囲気が怖いだけだ。機嫌が悪いと尚更怖い。
朔がそれを意図してかは分からないが、八千代に前を歩かせた。
「りっくん、後ろになっちゃったけど····僕の服摘んでていいからね! すぐどっか行っちゃうから」
「えぇ····、俺迷子になんかなんないよ?」
「そうじゃなくて、お姉さんに連れてかれちゃうでしょ」
「行かないよ····」
海での前科もあるわけで、あまり信用はできない。僕と女の人からの押しには、めっぽう弱いのだから。
「いいから、僕から離れないでね」
夏の事を思い出し、少しムッとして八つ当たりするように言ってしまった。
「う、ゎ····今のゆいぴ、素でかっこよく見えた」
「えっ!? ホント!? やったぁ~」
「あ、ほら、すぐ可愛いに戻る····」
「お前ら、喋ってねぇで進めよ」
少し前を歩く八千代に怒られた。これは、暫く機嫌が悪そうだ。
境内に着くと、参拝の順番待ちで流石に進めなくなった。八千代のチンピラパワーもここまでのようだ。お賽銭の準備をして、少しずつ前へ進む。
ちなみに、僕が今潰されていないのは、大きくて逞しい彼氏たちのおかげだ。皆には申し訳ないけど、ニマニマしながら順番を待つ。もう少しだけこのままでいいかもなんて、頑張ってくれている皆には言えないな。
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