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静かな夜

 期待で高鳴る胸を弄り続けるりっくん。乳首を舌先で転がし、時々潰すように舌で強く弾く。その間に、簡単にイッてしまう僕のお尻を、朔が念入りに解してくれる。  八千代と啓吾は、卓球でかいた汗を流すと言ってお風呂へ行ってしまった。残されたりっくんと朔、僕の3人は、いつもよりも早いペースでえっちを始める。  りっくんが喋らないと、静かな部屋に僕の嬌声だけが響く。指を噛んで声を抑えるが、傷つくからと朔に手を後ろで掴まれた。膝立ちで、唇を噛み朔の手マンに耐える。  大きな声を出すのはマズい。けれど、これ以上は我慢できない。  最後の力を振り絞るつもりで、キュッと唇を噛んだ瞬間、りっくんが唇に吸いついた。それと同時に、無理やり舌を差し込んでくる。 「ふ··ゆいぴ(ぅいひ)(ふひぃぅ)噛んじゃダメ(はんひゃやぇ)」  僕を見上げ舌を食みながら喋るりっくんが、あまりにもえっちで鼻血が出るかと思った。頬を包み、顔を背け(逃げ)る事を許さないりっくん。酷くだだ漏れている雄みの強さが僕を蕩けさせる。 「ケツ、すげぇイイ感じに解れてきたな。4本挿れてみていいか?」  キスをしたまま、りっくんが指で輪を作りオッケーとサインを出す。それは、僕が判断するんじゃないのかな。  けど、当然断るはずもなく、イキっぱなしで緩んだお尻は朔の指を4本飲み込んだ。 「すげぇな。ちんこ2本入るんだから不思議ではねぇけど、指だと違ったエロさがあるな。吸い込まれるみてぇに入るぞ」  頼むから、実況しないでほしい。まぁ、頼めないんだけど。 「このまま····、手全部入るんじゃねぇのか?」  その一言に心臓が強く跳ねた。 「腕まで入れたら、結人のケツも腹も壊せそうだな」  見なくても分かる。うっとりした顔で怖い事を口走っている朔が、容易に想像できてしまう。 「ははっ、すげぇナカうねってる。お前を傷つけるような事シねぇから安心しろ。それとも····期待してんのか?」  朔は、耳元で意地悪く甘い声でゆっくり囁く。僕が、一言一句聞き逃さないように、朔の声を聴き漏らさないように。 「ふ··は、ぁ····」 「まだちんこ挿れてねぇぞ。そんなんで俺のちんこ、ここまで挿れたらどうなるんだろうな。想像してみろ」  おへその下を指で押さえる朔。僕が朔を受け入れられる限界の所。想像しただけなのに、ナカでちゃんとイッてしまった。 「あぁ、すげぇな····指、喰い千切られそうだ」  今日はよく喋る朔。とても楽しそうだ。 「結人、俺のちんこ欲しいか? 欲しかったら、自分で挿れてみろ」  後ろから、おちんちんをアナルに押し当て、僕が自分で挿れるのを待っている。その間、肩や項を甘噛みする。ビクビクと、身体が跳ねて上手く挿れられない。  焦れったくなって、僕は涙をポロポロと落とす。けれど、ドSスイッチの入った朔は決して甘やかしてくれない。  勇気を出して、僕はグッと一息に亀頭を咥え込んだ。だって、朔のおちんちん欲しかったんだもん。えっちだとか淫乱だとか言われたって、もういいや。 「んっ、ふ····」  りっくんが唇を離してくれないから、お尻で受ける快感を逃がせない。それはどんどん蓄積してゆき、あっという間に意識が朦朧とし始める。 「莉久、ちゃんと息させてんのか?」 「適度に。けど、可愛くて離せない」  りっくんは答えると、また舌を吸いに来る。吸われ続けた舌が感覚を失い、摘ままれている乳首なんてとっくにイカレている。  爪が少し掛かるだけで軽くイッてしまう。グリッと押し潰されると、潮を撒き散らして深くイク。  もう、自分で奥へ飲み込む余力などなくて、後ろ手に朔の腰を手探りで求める。察してくれたのか、僕の腰を力強く掴み、ズパンッと奥まで突き挿れた。  目がチカチカする。焦点が合わない。息が止まっている。脳が弾けるような重い衝撃を何処へも逃がせない。  稲妻の様に駆ける快感が全身を巡り、僕は声も出せず酷くイッた。下半身の痙攣が止まらない。 「結人、奥ぐぽぐぽするぞ。まだトぶなよ。ここからが本番だぞ」 「ちょ、朔待って。ゆいぴ半分トんでる」 「半分なら問題ねぇ。完全にトぶまではセーフだ」  セーフじゃないよ。完全にトぶのなんて時間の問題じゃないか。あと数回ぐぽぐぽされたら完全にオチる。  だって、凄い勢いで奥のお口をグボグボ犯されてるんだもん。  ジョロッ、ジョロッと、動きに合わせて潮が噴き出す。イクのが止まらない。腰の止まらない朔に呆れたりっくんが、諦めて僕の口を手で塞ぐ。  もう声を我慢する気のない僕。いや、できないだけなんだけどね。しっかり塞いでおかないとマズいと判断したのだろう、本当にありがたい。  それよりも、だ。もう随分前から勃ってないのに、無理やりおちんちんを扱くのやめてくれないかな。あ、違うや。僕のにくっつけて、自分のを扱きたいだけなんだ。  僕のと自分のを一緒に扱いて、凄くえっちな顔して感じてる。りっくんが僕の皮を自分の亀頭に被せて、え、射精したんだけど。どこに出してるんだよ。  尿道に少し入ってきてるような気がする。痛くはないけど変な感じ。けど、どうでもいいくらいボーッとするんだよね。  朔は奥の扉を開きっぱなしで、亀頭を引っ掛けて小刻みに突き上げる。りっくんがバカみたいな出し方をしやすいように、なのかな。ホント、変なところで団結力が凄いんだから。 「あー··ゆいぴ、俺も一緒に挿れていい? もう我慢できない。それか喉奥使わせて。完全に塞いであげる」  目の据わったりっくんは、これを本気で言っているのだろう。僕を可愛がる限界が振り切ったようだ。  どちらも胸躍るが、今はもっと苦しいのが欲しい。 「喉奥(にょろおぐ)····(ふしゃ)··いれ····」 「おっけ」  りっくんは、僕の頭を持って喉奥を解すようにガポガポする。ちゃんと慣らしてくれるんだ。いきなり挿れて、喉が痛くなってもいいのに。  どんな時でも僕を大切に扱ってくれる、優しいりっくんが愛おしい。僕は、りっくんの腰に掴まり、自らおちんちんを飲み込んだ。  にゅるっと喉を通ったおちんちん。息ができない。りっくんは、ゆっくりと胡座をかいて座った。なのに朔が、膝立ちのまま腰を持ち上げる。  あぁ、これダメなやつだ。りっくんのを根元まで咥え、朔が限界まで捩じ込む。深く深く、2人と僕がひとつになって、心までイッちゃうエグいやつ。  りっくんの精液を鼻から噴き出し、死にかけている僕のお腹の最奥で長い射精をする朔。お腹が熱く、一度の射精でタプッと重くなる。  初っ端からなんて激しさだ。これじゃ、朝までもたないよ。と、頭では分かっているのに、心はもっともっとと皆を強請る。  2人が僕のナカから出てしまい、瞬間的に寂しさが爆発する。震える手でりっくんの足に抱きつき、か細い声で『離れないで(はにゃぇにゃいれ)』と縋った。  僕の顔を綺麗に拭きあげ、今度はりっくんがナカで暴れる。 「あんまり可愛いとね、俺おかしくなっちゃうから。分かってるでしょ? も··止まんないんだよ····」  苦悶に苛まれるような表情で僕を見て言うりっくん。僕がこんな表情(かお)をさせているのかと思うと、申し訳ない気持ちと同時に堪らない優越感に浸ってしまう。  苦しそうに僕への庇護欲を噛み殺しながら、僕を滅茶苦茶に壊したくなるんだよね。そうなったりっくんが凄く好き。だって、狂ったように愛してくれるんだもん。 「りっく····いい、ん、らよ。····(こぁ)ちて、ほちいの」  僕は、両手を広げてりっくんを呼ぶ。僕を抱き起こし、息苦しいくらいに抱き締めてくれる。  そして、僕がコアラの様に抱きつくと、腕を緩めて落とされた。自重で奥の奥まで突き挿さる。  手足がピンと伸びきり、全く身動きが取れない。足は痙攣し、その振動で奥がグリグリ抉られる。それなのに、りっくんは羽交い締めする様に僕を抱き締め、肩をグッと下へ引き込む。  ドコまで入っているのだろう。いつもより長くて硬いりっくんのおちんちんだもの。もしかしたら、朔と同じくらい深くまで····。  そこでふわっと意識が浮く。けれど、失神なんて許してくれないりっくんは、僕を少し浮かせてまた落とす。グポッと奥から抜けた快感で意識が戻りかけ、再び貫かれた衝撃で完全に戻される。  そこから、りっくんがイクまでずっと、失神と覚醒を繰り返す。僕とのえっちを終わらせたくないりっくんの、遅漏伝説がここに生まれる。  何十分経ったのだろう。ずっとこれを繰り返していたりっくん。お腹の奥もお尻も感覚がない。  なのにイキ続ける、おかしくなった僕の身体。もう潮も何も出ない。おしっこも出し尽くした。  いつの間にか戻っていた啓吾が、僕のへにゃへにゃになったおちんちんを咥えている。そういえば、戻るなり啓吾が咥えたいからといって、半回転させられたんだっけ。  薄らと記憶が蘇る。けれど、断片的でハッキリしない。  恥ずかしげもなく開脚させ、完全に脱力している僕に腰を打ちつけるりっくん。啓吾は、僕のおちんちんを吸って引っこ抜くつもりなのかな。  まぁ、もう使わないんだからから別にいいけどね。でも、ブジーで遊んでもらえなくなるのはちょっと寂しいかな。  と、ハレンチな事を考えていたら、八千代が乳首を噛み始めた。反対の乳首は朔が。いっぺんに愛されて嬉しいけど、流石にもう限界だよ。  僕は、涙でぐしょぐしょになった顔を少し後ろに向け、りっくんにこう言った。 「莉久(ぃく)にょ精液(じゃーめ)····(はぁ)(にょ)みたぃ····」  これを聞いたりっくんが、ようやくイク為のピストンを始める。皆が居るから、奥を小刻みに高速ピストンし、お腹が破けちゃいそうなくらい大量の射精をした。  バカだなぁ··。そんなに出したら、りっくんのタマタマが空っぽなっちゃうじゃない。  なんて、アホみたいな事をもごもごと口走りながら、僕は意識を失った。

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