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あとがき
「PLASTIC KISS」は、私がネットで小説を書き始めたばかりの2012年12月10日に、携帯小説の投稿サイトで公開を始めた作品です。
摑みどころのない謎めいた、そして抜群にきれいな男の子アスカが、四日間で悩める男性たちを救ってはどこかへと去ってしまう。
アスカに関わった人たちは、アスカの幸せを願いながら、前へと向かって生きていく。
そんなポップでお洒落な(しかもエッチな)都会のお伽話のようなBLを書こう!
そう思い立って書き始めたこの作品は、「主人公が他者視点で語られる連作短編」というちょっと変わった構成で、内容にも私の趣味嗜好を目一杯詰め込んだ作品です。
ライフワークのように書いているうちに、いつしか私が感じてきたことや祈り、願いを込めた特別な作品となりました。
大変幸せなことに、この作品を介して、たくさんの心優しい読者の方々、素晴らしいクリエイターの方々と出会うことができました。
「PLASTIC KISS」に携わってきたこの7年間は、公私ともに色々とありまして、何度も創作を続けるのは無理だなと思い、実際に長らく手が止まってしまったこともあったのですが、その度に作品を通じて出会った方々に励まされ、支えられて何とかここまで辿り着くことができました。
私はあまり感想をいただけるような書き手ではないのですが、だからこそお声かけいただけたときは、もう飛び上がるほど嬉しかったです。
こちらでのアクセス数やリアクション等も、大変励みになりました。
本当にありがとうございます。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)
落ち着いたら、プラキス全体を繋ぐスピンオフを書ければいいなと思っています。
あとは、長らく止まっている別の長編の続きに取りかかりたい、短編も書きたい……などと、いろいろと構想はあるのですが。
少しずつ、マイペースに好きなものを書いていけたらと思います。
「PLASTIC KISS」に出会ってくださった全てのみなさまに、たくさんの感謝を込めて。
2019年10月14日
相見架理
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