21 / 25

21.しょーがない

 「あッ、ひっ、あぁッ、…ぁめっ、たちば…っ、やっ、だぁっ…もっ……っ! っ…もっとやさしくしろっっ!!」  息を大きく吸って言いたいことを吐き出せば、ようやく橘は俺の様子に気付いてその激しすぎる律動を止めた。 「っ………ごめん。若さが暴走した……」  若さの暴走───それなら仕方ない。  だって俺達、若いんだもん。  ………なんてなるかッ!  バカか! やり過ぎだ!! 「……俺たち、恋人同士じゃないんですかー?」  肩越しにジト目を向けて訊いてやる。 「ごめん……」  頭を下げて反省している様子の橘は、だけど太腿に挿んだモノを抜こうとはしない。  それが謝ってる者の態度か、まったく……。 「合意の上なのに、強姦されてんのかと思ったぞ、俺は」 「ホントにごめん!」  背後からぎゅっと抱きしめられた。  そのままちょっと体を起こすから、橘の方が脚がほんのちょこっと長くて…ですね、その……  ち○この力で宙に浮いちゃいそうなんだけど俺! なにこの初体験!?  ち○こ浮遊のマジック?!  しかもなんか、橘の…まだ硬いし…、押し付けられて、なんか…グリグリッて!  涎でヌレヌレの右手で俺のシュンってしてたモノを、左手は感じるようになったばかりの乳首を、それぞれ緩急つけて擦りだしたりするし……  謝罪の途中じゃなかったのかよ!?  あぁっ、もう、俺のバカッ!  気持ちよさに流される~~っっ  結局は根負け…って言うかなんてーか……。 「大切にしてくれたら許す……かも」  口を尖らせながら伝えれば、 「誠心誠意、大切にします」  橘は目尻に浮かんでた涙を優しく拭い取ってくれた。 「もう暴走しない? 若さ」 「可愛く煽ってこなければな」 「じゃあ平気か。俺、可愛いじゃなくてカッコいい系男子だもん」 「いや、周防はどう見てもかわ…」 「なにか!?」 「……なんでもありません。周防はカッコイイデス」 「ですよねー!」  明らかに言わされた感満載の棒読みの橘に、ニコォ~って満面の笑みを返す。  言わせねぇよ? って無言の圧力だ。 「……でも、橘にだけなら、可愛いって思われてもいいかな…」  カレシだしなぁ……。そう思ってボソッて呟けば、背中からぎゅーってちょっと強い力で抱き締められた。 「だ…からっ、ちょっと待って! 浮いてる! 俺の体ち○こで浮いてるっ!」

ともだちにシェアしよう!