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第20話 聞き分けのない息子さん

お互いにほぼ裸だから直接アレが当たるっていうか、その……。 ああもう、そんなにノックすんなって……! 「佐々木、お前のその……熱くて硬くてデッカいのがめっちゃ体当たりしてくるんですけど」 「……ごめん、裸の悠真に密着してるんだって思ったら、つい」 恥ずかしそうに顔を赤らめているくせに、オレの上から退く気はさらさら無いらしい。下半身はそんな状況のくせして、佐々木は真剣な表情でオレに誓う。 「心配しないで。いつか悠真が俺に体を許してもいいって決心がつくまでちゃんと我慢するから。……悠真が嫌がることは、出来るだけしない。大丈夫、可愛い恋人のためなら、我慢できる」 自分に言い聞かせるようにそんなこと言ってるけど、下の佐々木はこれっぽっちも我慢できてない。ホントに脳とチンコは別モノなんだなぁ、ってちょっと遠い目になった。 「俺、本当に悠真とこうして抱き合えるだけでも幸せだから」 そんな殊勝な事を言う上半身とは真逆に、入りたい、入りたいって必死で訴えてくる下の佐々木が、だんだん可哀想になってきた。 分かるよ、オレの息子もどうにも言うこときかない時、あるもんな。ちょっと同情しちゃったオレは、手を伸ばしてそっと佐々木の息子を撫でてやった。 「うあ……っ」 佐々木からびっくりするくらい色めいた声が上がる。 「悠真、ダメだ……っ、そんなとこ触られたら我慢出来なくなるから……っ」 「イヤ、だってお前、こんなにビンビンなのに放っとけねぇだろ」 つーか、見た時もデカいと思ったけど、こうやって握り込んでみるとやっぱめっちゃデカい。熱くて血管がバキバキで先走りが溢れてきて、めっちゃ我慢してるからかプルプルと震えている。小さな火山みたいだった。 「どうしよう、悠真が……っ、俺のを触ってる……! 幸せで死にそう……っ」 見上げたら、佐々木は泣きそうな顔でオレを見つめたままプルプル震えている。感動してんのか快感を堪えてるのかわかんないけど、なんかその姿が健気に見えてきて、少し歩み寄ろうって気になってきた。 「えっとさ、抜きっこくらいなら、してもいいから」 「ほ、ホントに……!? 俺もまた、触っていいの……!?」 コク、と頷いたら、速攻で佐々木の手がオレの息子を弄りだす。 「うわ、ヤバ……っ、佐々木、気持ちいい……っ」 さっきまでオレを高めていた手が的確に亀頭を攻めてきて、一気に性感が昂ってきた。ちくしょう、イケメンのくせに手淫まで上手いって反則だろう。 目が合って、どちらからともなくキスをする。 チュ、チュ、と小さなリップ音を響かせながらオレたちは可愛いキスを繰り返した。二人で互いのモノを触り合う初心な時間はそれはそれで楽しかったけど、そこはオレも佐々木もヤリたい盛りの男子高校生。 次第に興奮してくるともっと刺激が欲しくなる。 佐々木と違って俺はなんせついさっきまで、チンコを擦られ乳首をクニクニと虐められ、あまつさえアナルに指を突っ込まれて身を捩っていたのだ。いったん落ち着いた素振りを見せてはいても、ちょっと刺激されてしまえば燻っていた快感に簡単に火がついてしまう。 「あ、あ、佐々木……そこ、裏筋のトコ、めっちゃ気持ちいい……っ」 「ここ?」 「ふあぁっ! すご……っ、あ、ああ、ん」 「ああもうっ! なんて可愛いんだ、悠真……!」 さらに興奮してきたのか、佐々木の手が一気にオレの竿を扱き上げる。同時にちゅうっと乳輪ごと吸われて、オレは堪らずに佐々木に縋りついた。 抜きっこしてもいいとは言ったが、乳首舐めていいとは言ってない。 でも、さっき散々弄られたせいで感じるようになってしまったらしい乳首がガンガンに快感を拾うもんだから、オレは抵抗できなくなっていた。 オレの反応に気を良くしたのか、佐々木が乳首を重点的に攻めてくる。舌先でチロチロと舐めたかと思うとちゅうちゅうと吸われ、乳首を押しつぶすように舐められる。チンコをゆっくりと扱かれながら乳首を散々に弄くられて、オレは喘ぎが止められなくなっていた。 ちくしょう、乳首もチンコもヤバいくらい気持ちいい。 他人から触られるのってこんなに気持ちいいのかって改めて感じ入ってたら、背中をつうっと撫でられてビクンと体が震えた。 「乳首だけじゃなくて、背中も感じる?」 「……っ、知らねぇよ」 もう泣きそう。 「佐々木に触られると、どこもかしこもゾクゾクする……!」 うっかり正直に言ってしまって、速攻で後悔した。めちゃくちゃ嬉しそうな顔した佐々木が、オレの乳首を執拗に舐めながら、身体中を撫で始めたからだ。 肌を撫でられる刺激も気持ちいけど、やっぱ乳首がすごい。いつのまにかぷっくりと膨れてしまった乳首はとても敏感になってしまって、そこを虐められると腰がビリビリする。腰がゆらゆらと動き始めたのが自分でもわかった。 やっと満足してくれたのか、佐々木の顔が乳首から離れる。ホッとしたのも束の間。 「舐めたい」 「へっ……?」 ひと言だけ呟いた佐々木の顔が、急に視界から消える。次の瞬間、チンコにとんでもない刺激が加わった。

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