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23話 ※玩具

 やはり京平はこういう行為をやり慣れて来たからこそ、ピーポイントで当てる事が出来たのであろう。 いや、寧ろ諒馬とも何度もやって来ているのだから、完全に諒馬の中にある気持ちいいポイントを突く事が出来たのかもしれない。 「さて、諒ちゃんは私にどんな事を見せてくれるのかな? あ! そうだ! 卵形の玩具とこの細い玩具を入れて楽しむんだったよね? どうする? これを諒ちゃんが中に入れてくれるの? それとも、私が諒ちゃんの中に入れて上げるの? それとも、もっと別な方法で諒ちゃんは私の事を誘ってくれるの?」  と本当に京平の方は、今日はノリノリな状態に思える。 「早く決めてくれないと、玲音ちゃんの方に行っちゃうからね。 今日は玲音ちゃんと諒ちゃんが私の所に来て、私がどちらの子を選ぶのか? って事で来てるんだよね? だから、動いてくれないと私的にはどちらも選ぶ事が出来ないんだけどな」  その京平の言葉に、諒馬は、 「んじゃあ、私から行かせてもらうわよ……」  諒馬は卵形の玩具を手にすると、ゆっくりと自分の中へと卵形の玩具を中に入れて行くのだ。 その玩具はわりと簡単に諒馬の後ろの蕾が飲み込んで行く。 「はぁ……はぁ……これで、いい?」 「本当に、諒ちゃんはそれでいいの?」  何でかそう聞いて来る京平。 「じゃあ、この玩具のスイッチ入れても大丈夫だよね?」  そう言って急に玩具のスイッチを入れる京平。  その直後、諒馬の中では玩具のスイッチが入ってビリビリと振動は来ていると思うのだが、何だかいつもより気持ちいい感じがないのか、諒馬は目を丸くしながら京平の事を見上げるのだ。 「へ? 諒ちゃん……どうしたの?」 「あ、いや……確かに振動は来てるのだけど……体中にビリビリっていうのが来てないのかな? って思ってね」  その諒馬の反応に京平はにやりとすると、 「だって、当たり前じゃない? だって、この玩具っていうのは、気持ちいいポイントとか奥の方にしないと体中気持ち良くなる事が出来ないもんなんだよ。 諒ちゃんの場合、手前にしかソレ置いてなかったんでしょう?」 「あ……」  京平に指摘されて諒馬の方は気付いたのであろう。 寧ろ、そんな声を上げてしまったのだから。 「それを、もっと奥に入れてごらん……もっともっと気持ち良くなる事が出来て、乱れる事が出来るからね……」  そう京平は甘く囁くように諒馬の耳側で言うのだ。  それだけでも今日の諒馬というのは反応してしまっているのか、それともそこはやはり京平のテクニックで気持ちいいのかは分からないのだが、 「ちょ……え? はぁん……」  そう甘い声を上げてしまう諒馬。

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