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48話 ※玩具

「ぅうん……」  そう言いながら双丘を振り始める玲音。 「私的には痛いのじゃなくて気持ちいいのが欲しいのぉおお」  本当におねだりをしているみたいなアピールに、京平は、 「分かったよ……玲音ちゃんは、こっちの方がいいんだね?」  そう言って京平は、一旦そこに入れていたシルバー色の道具を抜くと、再び二本の太い玩具を握り、玲音と諒馬の後ろの蕾へと押し当てるのだ。  振動している玩具。 それは本当にダイレクトに体や頭に伝えているのであろう。 玩具は本当に人間が考えだした快感しか与えない道具でしかないのだから。 そりゃ気持ちいいに決まっている。 「本当に君達の中にこの玩具を入れていいのかな? ココでだけでも気持ち良くないか?」  その質問に対して、玲音は、 「だって、京平さんのを中に挿れたら、もっと気持ち良くなれるんでしょう? なら、せっかくなんだし、挿れてみたいしねぇ」  その玲音の言葉に京平はクスリとすると、 「やっぱり、玲音ちゃんは完全なMちゃんなんだねぇ? そんなに気持ちいい事が好きなんだぁ」 「ぅんん! そうだよー。 自分でシてても気持ちいいのに、他人とヤったらどうなるんだろ? って今日は本当にドキドキワクワクしてるんだからねぇ。 私の方は寧ろもっと京平さんの事を誘いたいんだけどなぁ。 で、早く京平さんのを中に挿れてみたいんだけどー! だから、焦ったくしないで、早くぅうう、中に京平さんのを挿れてよぉおお!」 「そうだね……。 私の方も早く君の中に入りたくなって来たよ。 でもね、私のを君の中に挿れるには、もうちょっとココを慣らしていかないと、君が痛い思いだけをする事になるからねぇ。 君だって、さっきも言ってたけど、痛い思いをするよりかは気持ちいい思いをしたいだろ? だから、その為にココを今は慣らしているのだからね」 「分かったからぁあ! 早くココ慣らしてよぉおお」 「んじゃ、本当にこの玩具を玲音ちゃんと諒ちゃんの中に挿れて行くからね。 あ! そうだ! 玲音ちゃんは横向きの状態で玩具を挿れたかったんだよね? じゃあ、横向きになってよ。 寧ろ、モノを横向きの状態で挿れるっていうのもあるからいいんだけどね。 って、どっちがいい? 私のを挿れる時に横向きの状態になるか? それとも、今玩具を挿れる時に横向きの状態になるか? っていう選択肢もあるんだけどな」 「え? じゃあ、先ずは玩具で体験してみたいかもぉお!」 「じゃあ、そうしようか?」  その京平の言葉で、玲音は体を横向きの状態へとすると、京平はゆっくりと玲音の中に玩具を入れて行くようだ。 勿論、反対側の手では諒馬の中にも玩具をゆっくりと入れて行く京平。

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