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出会い編 第七話
初めての恋人も夢ではない!なんちゃって、社長を落とさなきゃいけないんだから!頑張ろう!オー!と気合いを入れた
エレベーターに入り、書類審査の合格届けとともに入っていた次の試験会場を記載されていた紙を見ながら、何度も確認してエレベーターのボタンを押した
エレベーターを降りて、紙を見ながら部屋を探し、そして、見つかった
部屋に入るとすごい人数の人が座っていた
ざっと見50人?ぐらいかな…。オメガだけの中途採用試験なのにすごいな
それから、1時間ぐらいの筆記試験。次に面接試験をして終わった
落ちたかもしれない…帰り道で下を向きながら泣きそうになる
筆記試験…。大企業なだけあって、難しかった
面接は、ちょっぴり泣きそうになった…。1番泣きそうになったのが「君たち、オメガなんでしょ?無能って自覚ある?」という質問
僕たちは無能だと思って生きている訳では無いし…。オメガになりたくてなったわけじゃないのに
その時は、ありますって答えたけど…
ありませんって答えた子には「なんで!?君のその態度が俺たちアルファを不快にさせるんだよ!オメガが無能だから俺たちが雇ってあげてるの!わかる!?わかる!?あ、というか、君、無能だからわかんないよねwww」的なことを言われ、終いには「君、不採用」とその子は告げられていた
その質問は何とか乗り切ったが、次の質問…
「オメガのどんなところが嫌いか」という質問
そんなの知らないよ!なんて思ったけど、僕は一生懸命考えて、「空気の読めないところですかね…」と答えたら「違う!!はぁ~これだからオメガは…。いいか!全てが醜いんだ!」全て…
もう、我慢できなくて「それは!人格否定ということでいいんですよね!」と言ったら「なんか文句あんのか!」とキレられてしまった
「あぁ?ないよな?」と圧をかけられてしまい「ないです」と半泣きで答えた
「そういう口答えする醜くて、気持ちの悪い、弱虫でオドオドしてるやつ嫌いなんだよ!不採用!」と言われてしまった
不採用…って!どうやって説明すればいいんだよっ!!!!
「はぁ~」朝あったアルファさんみたいな優しい人ばかりではなかった…。と落ち込みながら家に着いた
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