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31 悠里視点

デートから連休も終わり 今週からはまた六時間とかになる。 そして入学から仮入部期間だった1年生が今日から正式に部活動に入る時期で、水泳部も男女合わせて15人程入った。 身長や声変わり有無もそれぞれで当然俺より大きいやつもいる。と言うか俺が小さいだけで声変わりもしてないし、俺がもし声変わっても嫌われないかな,、 で男子にすごい奴が入ってきた。 なんと去年のジュニア大会優勝他幾つもすごい成績の持ち主だ。 しかも噂ではマーメイドエースと異名も持つ程の立花千尋を越える逸材になるかもしれないと入部早々期待されてる。 ウチみたい学校で2人も全国レベルがいるのはすごい、益々存在が遠く感じるなぁ。 その彼は草下水樹 クサカ ミズキ 168cm チャラさを感じる奴。 今日は登校中大翔に遭遇しなかった、、 教室入ると既に奏多と智樹がいた。 「はよー」  「悠里くんおはよう」 「2人ともおはよう」 「今日から6あんの面倒いわー、 まぁ最悪は智樹様の写すからいいや」 「ダメだよ、今年からは自分でやりなね」 「チェッ…ケチだなぁ」 はぁ先月までは大翔と同じクラスでずっと一緒だったたから授業も勉強も苦じゃなかったのに、、 《ここはこうやるんだよ》 《大翔教えるの上手》 バカの俺にも分かりやすく教えてくれた。 そう言えば立花も4組でしかも席も前後。 正直代わってほしいくらいだ。 「ねえ悠里くん、土曜はどんな用事だったの?」 えっ? そう言えば智樹の誘い断って大翔とラブラブデートしてたなんて言えない。 どう言おうかな 「えっと、弟のサッカー試合家族で応援いったんだなかなかない機会だから、今度埋め合わせするからさ」 適当だけどこれぐらいしか思い付かなかった 智樹はずっと笑顔だった、なんだろ少し怖い。 「へーそうなんだ…分かったまた今度ね」 「う…うん」 「はーい席着いて」 朝の会が始まった。

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