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52 悠里視点
「行ってきます」
「はーい気をつけてね」
登校中歩いてると「悠里ー」
「大翔おはよー今日は朝からついてるな」
「だね、大丈夫?」
「うん、行かない訳にいかないでしょ?
不登校になりたくないしさ」
「でも部活気をつけなね?
なんかありそうならすぐ誰かに言うとか顧問に相談するとかしてさ」
「そうするよ」
ずっと教室でも大翔と一緒に居たいのに去年みたいに……
学校着いてからそれぞれの教室入った。
「おっす」「悠里くんおはよう」
「おはよー」
奏多達だ。教室ではコイツらが支えかな
「なぁ聞いたぞ、お前後輩に襲われたんだって?大丈夫なのか?」
智樹を見たら
「ごめん、でも僕ら3人は親友だし、去年の事も僕らで解決したんだからまた助け合おう?」
確かに奏多も智樹は最大の協力者だ。
「ごめん、責めてる訳じゃないよ。むしろ心強いし、その事なんだけど」
俺は昨日の出来事と大翔の提案を話した。
付き合ってる部分は抜いて
「へぇ大翔バレー部戻るんだ?
なら安心か?」
「どうかな…
正直桐原くんにまかせていいのか心配だよ」
智樹?
「大翔は頼もしいし、俺は安心してるよ?」
「そうかな?
話聞く限り昨日だって悠里くんを守り切れてないし、去年だってそうだよ……
だこら草下って子は僕が話してみるよ。
今日話すから安心してね。
悠里くんもう怖い思いはさせないから絶対」
嬉しいけど智樹が少し怖い…
「なんからしくねーな、どうしたんだ?」
「草下って人嫌いなタイプだし、悠里くんを守りたいからだよ。奏多も賛成でしょ?」
「まぁ俺は解決策あるならいいんじゃねとは思うけど悠里どうする?」
「考えてみるね」
智樹は自身ありそうだし、任せてみるかな…
そしたら大翔の負担を減らせる。
休み時間に大翔と話してみよう
休み時間速攻で4組向かった
「大翔ー」ドア越しに声かけたら寄ってきた。
「あれ悠里珍しいね、教科書貸してとか?」
廊下で先程の智樹達のやり取りを話した。
「うーん智樹に作戦あるなら任せて様子みようか?」
「うん、そう言えばバレー部の話は?」
「うん顧問がいいってさ、結構正式に戻らないか誘われたけど自由にやりたいからさ」
「じゃあ今日迎えに来てね一緒に帰りたいから、更衣室前で待ってるからね?」
そう言って急いで今日戻った。
ちょっとでも会えたから気分いいな
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