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 その時だった──!  こともあろうか、フェンスのネジが緩んで俺はそのまま、まっ逆さまに外から放り出されそうになった! 俺は思わずなんでやねんと言いながら、落ちそうになりながらもフェンスに必死でしがみついた。 「ガルルルル!!」 「落ちてたまるマッケンロー!!」 「落ちてたまるマスカット!!」 俺はこんな状況下の中でも、ボケをかまして呟くと、必死でフェンスにしがみついて這い上がろうとした。

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