20 / 37

憂い気に

グラウンドでは体育の授業が行われていて、楽しげにパスを求める声が響いてる。 気怠げに窓の外を眺める君。風に靡く薄茶色の髪が綺麗だ。 今日も、キョロキョロと目で追っている。きっと、××君だよね。好きなんだと噂で聞いた。 けど、ダメだよ。あまり見ないでほしいな。 だって××君は、僕のだから。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 診断メーカーより 『目線の先には』をお題に

ともだちにシェアしよう!