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1 プロローグ

《パパ痛いよー…アアッ…やめてー》 《このガギパパに逆らうのか?アッ?》 バチーン…バシッ!バシッ! 《痛いごめんなさいー、殴らないで》 《陽加はいい子だ、次抵抗したらもっといたくするからな!》ズブッ 《いたいー、た…す…け…て》 「はっ!ハアハアハア」 「どうしたんだい陽加?怖い夢でも見たのかい?」 「なんでもない」 久しぶりに見た……あの変態親父の夢を! 次見かけたら俺は……まだ分からない 「いやぁ夕べは最高の一夜だったね陽加ぁ」 コイツは高橋だ。タワマンに住む経営者らしい。33らしい なんでいるのかって?エッチすりゃ金くれるからさ。泊まりも料金追加だ。 「いっそ一緒に暮らして僕の専属にならないかい?一生楽して暮らせるよ?」 コイツだけじゃない…1年も続ければよく言われる。 けど高橋も所詮は身体目的だし、俺は金を稼ぐだけだ。 「遠慮しとく、ルール守ってな」 「残念だな、また連絡させてもらうよ、朝ご飯食べるかい?」 「いらない…じゃあ」 ガチャ 俺は客の部屋を出てからファーストフードで朝を食べた。 帰るのダルい…… 「ただいま」 「ちゃんと稼いできたか?」 「うん、今日はいっぱい…」バシッ 「何がいっぱいだ、全然少ねーじゃねーかよ。金持ちだったならもっと奪ってこい!」バシッ…バシッ…バシッ 「ごめんなさい…ごめんなさい…正人許して」 バシッバシッバシッ…バチーン 殴られ蹴られいつもこうだ 「おい!テメーを住まわせてやったのは俺だぞ!優しいよな?稼ぎ方も教えてやってかなり稼げたじゃねーか…ホストにも金かかるからな…まぁ今日は金あるし、入れりゃ後は好きにしていい」 コイツは正人同棲してるホストだ。 売れてるかは知らないけど一応繁華街で出会ってから住まわしてくれてる。 でも俺は奴隷だ。 定期的に稼がないといけない。 機嫌悪くしたら今の通り暴力される。 でも親父より何倍もマシな生活だ。 エッチもしないし、金さえ渡せば大人しい。 今日は予約ないし、ダルいし寝よう。

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