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第1話
…ああ、オレあいつの事がただ好きだ…。
ラブホテルの側。そこでそう思った美青年小山文也はその目から涙を流していた。
数ヶ月前、文也は喫茶店の中にいた。
珈琲のかぐわしい香りがする。平凡な店内で文也は刹那いらっしゃいませ〜と言う言葉を発した。
その時、来店した男は男感のある美貌の持ち主で文也より背が高い青年だった。
文也はすぐに水とメニュー表を用意すると男に水とメニュー表を提供した。
それから男が注文した物を作ったり運んだりする仕事をした文也は程なくして男に口説かれ始めた。
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