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第167話 事務所

 みんな楽しく過ごして、ひとまず解散という事になった。 [白薔薇]さんから宿題が出された。今後の事だ。あまりにも続編の希望が多いのだ。  残ったファミリーで話し合う。 小鉄が 「独立した事務所を立ち上げよう。」 と言い出した。ロジも 「そうだね。事務所を一本化して権利を守る事は必要だ。 この際、サー・リチャーズ商会とは分けた方がいいな。」  ハジメとタカヒロは、自分達のマンションに帰ってきた。 久しぶりの我が家に、窓を開けて風を入れる。ハジメの膝に乗ってキスをねだるタカ。 いつもミトは人の目を気にしないでロジの膝に乗ってキスしたり、可愛がられている。 タカヒロは、まだ人目が気になる。ミトの真似だと思われたくもない。 「二人だけになるの、待ち遠しかった。」 ハジメも二人きりになりたかったようだ。 「ロジの家も居心地はいいんだけど、いろんなことが、出来なかった。 タカを触りたかったよ。」  タカはハジメのシャツに手を入れて大胸筋を触っている。 「くすぐったいな。タカも触らせろよ。」 「うーん、ハジメを独り占めだ。いろんなこと、したい。」  タカをベッドに連れていく。 「ゆっくりやろう。ああ、タカ、いろいろごめんよ。でもタカを愛してるんだ。 俺だけのものだ。ロジに何度もイカされたんだろ。上書きしなきゃいけない。」  あれから何度もハジメに抱かれたのに上書きは完了してなかったのか? ハジメに強い力で抱かれてもうタカは蕩けそうになっている。

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