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なかよし

紅葉にすすめられてふたばの部屋へくると、あずさの姿を見つけたふたばがあずさに飛びつき、抱きしめ 「あずさちゃん!」 「わ、び…びっくり」 「後少しでいなくなっちゃうんだね。さみしい」 「…ふたばちゃん…。龍臣さんがお迎え来るの嬉しいけど、オレもふたばちゃんに会えなくなるのさみしいな」 あずさはふたばを抱きしめ返し 「んーっふたばちゃん。かわいい」 「あずさちゃんも。好き」 「オレも」 ふたりでイチャイチャしているとあずさの携帯が鳴り 「龍臣さんだ!」 「あずさちゃん、それだとただの通話になっちゃうよ」 「ビデオがいいな」 「じゃあここを~…」 ベッドに並んで座り2人は龍臣とのビデオ通話をし、電話が切れるとあずさは電話を抱きしめた。 「これ、便利」 「そうだね」 「ふたばちゃんともできるんだよね?」 「うん、できるよ」 「旦那さんとビデオ通話したりする?」 「しない…かな?」 「なんでなんで?顔、見たくない?」 「はずかしい…」 「ふたばちゃんって照れ屋さん。そんなとこもかわいい」 コンコンー 「ふたばちゃーん」 「げ」 「げって何?げって」 「紅葉さんがそうやって来るときってろくなことないもん!行かないっ」 「だめ!経過観察のために診察行くよ」 「血ぃ出てるからやだぁーっっ」 「え…なおのこと診てもらわなきゃ!ふたばちゃん。行くよー。よいしょっと」 紅葉はふたばを俵のようにかつぎあげ 「じゃ、あずささん。またフラフラ歩いていちゃダメだよ?怪我しちゃうからね。ほら、ふたばちゃん!行ってきますは?」 「やだぁーっ!行かなぁぁい。あずさちゃぁあん」 「ごめん、ふたばちゃん。応援してる」 あずさは2人に手を振り、紅葉はわめくふたばを運び部屋から出て行った。 「それにしても紅葉さん、パワフル。ふたばちゃん重くはないだろうけど、かついでいっちゃうなんて」 紅葉の底力にあずさは感心しながらふたばの部屋を後にした。

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