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あとがき
皆さま、読了お疲れ様です。
【勇者パーティーから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法】
まるで、自己啓発本みたいなタイトルのこちらのお話。
いかがだったでしょうか。
私が通常書くお話は、攻めと受けが序盤は険悪な事が多いので、最初から仲良しな感じのカップリングは久しぶりに書きました。なんだか、ちょっと慣れない事をしたせいでソワソワしております。
さて、今回は大きい事件は何も起きませんし。もちろん、世界も救いません。勇者も魔王も出てこない。
ただ、個人が幸せを求めて四苦八苦するお話です。
幸せになる為に、やりたくない事を「やらない」という選択肢を選ぶ事で幸せを掴んだテル。
嫌な事から逃げ続けていたら、たまたま幸せにしたい相手が現れて、その相手を幸せにしようとした結果、自分が幸せになったセイフ。
この小説のタイトルの「たった一つ」は人それぞれ違うので、幸せになる方法は一つじゃないよ、というオチです。
さて、この後の話なのですが。
勇者のリチャードが魔王城で苦戦して「お前がどうしてもって言うなら、もう一回パーティに入れてやってもいいぜ!」と家を訪ねてきて、また一波乱が起こる予定だったりします。
このお話、「幸せ」にテーマをフォーカスしているので気付き辛いですが、よくある「チート系主人公が、その力を見誤った勇者からパーティ追放されちゃった!さぁ、この後、主人公を失った事でパーティの戦力が大幅に落ち、勇者が困り果て……!!みたいなザマァ展開が待ってるよ!」系の系譜に則って書いたので、そうなる予定です。
そう、テルは弓使いとしては超一級の腕の持ち主です。
幼馴染の勇者リチャードがテルを探してパーティに連れ戻そうとしたら「俺、もう結婚してるから無理」と言われる話は……ちょっと面白そうで書いてみたいです。
まぁ、テルの事なので必死に頼み込まれたら「分かったよ」と言いそうですが。そんなんで、しぶしぶセイフも付いていきそう。
という作者の妄想にまでお付き合い頂きありがとうございます。
こんな長い後書きの最後まで読んでくださったあなた様には、この先一カ月間くらい良い事が起こるように祈っております。
皆様の幸せを願って。
それでは、はいじでした。
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