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「飽きずによく見てられるなぁ。」 「だって、ホントに嬉しかったんだもん~。」 毎日見てても飽きないよって、ベッドの中でニヤける。 「まあ…喜んでくれたなら、何よりだよ。」 そして智久さんは肩肘をついて、オレの隣りで笑ってる。勿論、お互い素肌を晒して…だ。 「なんかさ~…智久さんのものって感じして、いいよね~。」 季節が一巡りし。 運命にも、クリスマスという特別な日にオレの夢が現実になって。 大好きな人から与えられた証に、ついつい泣きそうになる。 「感じ、じゃねえよ…」 俺のだよって抱き寄せられて。 意外と強引な一面にも…ドキドキが止まらなかったり。 「んで、俺は?」 「えっ……オレ、の…?」 「ん。」 遠慮がちに答えたら、チュッてされた。 片想い中は、寝てる隙にこっそりするしかなかったのに。 今は欲しいと思うだけで、智久さんの方から与えてくれちゃうんだ。 「もう…いっぱいシたのに、勃っちゃったじゃん…」 露出したままの下半身を、恋人になった智久さんのソコへと擦り付ける。 したらオレ以上に硬くなったモノとぶつかって… ついヘンな声が出ちゃった。 「はは…ホント、敏感だな…」 初めてじゃないクセにと、智久さんが低くヤラシイ声で囁いてくる。 そのまま腰を抱き寄せ、ナニを擦り合わせてくるもんだから…。オレは堪らず弓形に仰け反った。 「あっ…だって、気持ちぃコトすんの好き、だもん…」 真面目そうな顔に似合わず、実はエロオヤジだった智久さんは。意地悪な笑みを浮かべながら、乳首へと噛み付いてくる。 下半身を刺激されながら、しつこいくらい舌先で突起を弄られ、歯をたててられたもんだから。 オレは大袈裟なくらい歓喜しちゃって、女々しくもアンアンと喘いでしまった。 「だったら沢山、気持ち良いことシてやるから…」 「んあっ…?」 耳に舌を捻込んで、告げられる。 「俺だけに、しろよ…」 「ああんっ…も、当たり前、じゃん…」 散々ヤリまくってトロトロだった穴へ、いきなり凶器と化したナニをブチ込まれ。 ビリビリとそこから、快感が走る。 オレってこういうSっぽいプレイが意外と好きみたいで…。一気に串刺しにされ、単純にもまた精液を撒き散らしてしまった。 トコロテン、ちょーヤバくない…? 「お前、イき過ぎ…」 「だっ、て…智久さんが意地悪すっから…」 こうなるとオレのチャラ男スキルなんて無意味。イッたばっかでガンガン攻めたてられ、口から出るのは気色悪い悲鳴だけ。 男とすんのオレが初めてとか嘘でしょってくらい、智久さんの性器は、オレのイイトコばっか刺激してくっからさ…。 気持ち悦すぎて、バカみたいに。何度も何度もイカされてしまった。 「智さっ、」 「ん…」 最中にちゅーしたいよって、手を広げたら。 繋がったまんま智久さんが身体を寄せてきて。 噛み付くようなキスで応えられ、太い首に腕を回して行為に酔いしれる。 その間も器用に腰を打ち付けてくるもんだから…。 オレ、セックスで死ねちゃうかもってぐらい…頭ん中は快感で真っ白になり。 オレはノンケだった智久さんにより、いいように淫されるんだ。 「好きだ、雪緒ッ…」 「あンッ…オレも、好きっ…」 絶頂が近付くにつれ、行為がより激しくなって。 智久さんの表情が額に滲む汗と共に、一層色気を浮き上がらせる。 「雪緒…雪緒ッ…」 「名前、ヤバいよっ…」 愛しい人が、自分を抱きながら名前を口にして。 それが紛れもなくオレなんだと、証明してくれてるようで…胸がいっぱいになる。 のし掛かる智久さんの首には、オレに与えてくれたネックレスと対を為すそれが煌めいていて。 彼がオレの奥へと繋がる度に激しく揺れ、 光を放つ様が、とても綺麗だなぁ…と思った。 「あ、もっ…イッちゃうよ…!」 「ん…俺もイきそうだッ…」 こうなる日を待ち侘びて、一年耐え忍んだ恋。 柄にもなく地道にアピールなんかしてさ… 智久さんに優しくされる度に、有頂天になって。 例え叶わなくても。 長くこの関係が続けばなんて、弱気に祈ったりもして…。 まさか両想いになれるだなんて。 夢みたいだって、最初は疑ったっけ…。 「雪緒…愛してるよ…」 けど、これは現実。 智久さんの熱も感触も、与えられる快感も全部。本物なんだから。 「智久さっ、好き…大好きッ…アアッ…!!」 片道ではない愛情が、こんなにも幸せだなんて。 「はぁ…雪緒ッ…!」 「イッ…ああァッ─────…!!」 それを存分に堪能したオレは、芯を揺らし。 淫らな蜜を垂れ流す。 内でビクビクと痙攣する智久さんのソレもまた、 オレの中で達し… 溢れんばかりの熱を吐き出した。

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