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ジュンヤ〜パパ活21歳♂爽やかくんの場合〜

デュフ!やあ皆、モブおじさんだよ! 今夜は、大学生のジュンヤ君二十一歳とお食事する予定なんだ。ワクワク(^。^) ジュンヤ君とはもうすでに何度か会ってて、ジュンヤ君も懐いてくれているし、ボクの方も会ってくれるお礼にクッチのハンカチーフやオーデコロン等をプレゼントしてる。 もちろん、お手当も渡してるよ。 最初のメッセージやりとりで、 お茶で十万、お食事で二十万 …っていう話はしてあるからね。 ジュンヤ君みたいなキラキラした青春を謳歌してる若者が、 ボクみたいなキモいオジサンのために貴重な時間を割いて、わざわざ会いに来てくれて、楽しい癒しの時間をくれるんだ、それくらいのお礼はさせてほしい。 ボクはいつもジュンヤ君に「ありがとう」の気持ちを伝えているし、ジュンヤ君も、よくボクの前で笑ってくれる。 ジュンヤ君もきっと、ボクのことを太パパ認定していてくれてるはずだ。 言うなれば相思相愛…ってトコかな?(^^)なんてね!キャッイッチャッタ!\(//∇//)\ゴメンゴメン!\(//∇//)\ 今日は講義が早めに終わるらしくて、ジュンヤくんが指定してきたのは、16時。 木曜日だったけど、こっちも急ぎで片付けなきゃならない案件も無かったし、ボクは午後休を取って駅前で待ってた。 本当なら時間休で良いんだけど、ジュンヤ君への手土産を銀座で買いたかったからね。 銀座三越はの紙袋を手に、駅前時計台の下で待っていると…… 「モブ村さん!おまたせ!」 おっ!ジュンヤ君だ! 今日もイケてるルックスだね! ジュンヤ君は、パーマした黒髪をウェットなスタイリング剤でキメて、ゴールドのチェーンネックレス、オーバーサイズの服が格好いい男の子だ。全然パパ活なんてしなさそうな、渋谷や新宿、下北あたりで遊んでそうなフツーの男の子だ。 この髪型とか、ヒゲとか、オシャレな今風の丸眼鏡とか… 何かの芸能人に似てるんだよなあ…? 「ジュンヤ君!来てくれてありがとう」 「っす(笑)」 「早速だけど、ご飯行こうか?何食べたいか決まってるの?」 「焼肉食いてぇっす(笑)」 「いいよ!えーっと、この近くだと…」 「あ、オレ調べてきたんスよ!この店がいいっす」 ジュンヤ君がぐいっとボクに近づいてきて、スマホを見せてくる。 こ、この距離…!! トゥンク………☆ ダメだよ、オジサン、トキメいちゃうよ〜っ!!!\(//∇//)\\(//∇//)\\(//∇//)\DANCE!DANCE! 「て、鉄板焼肉ね!いいよ!」 「っざーす♡」 この、軽い調子でぺこっと数センチだけ頭を下げる会釈! デュフッ…!これがイイんだよなあ!! おじさん、ジュンヤ君に夢中だよ…☆\(//∇//)\☆ やって来たのは、西麻布交差点から徒歩1分。地下1階に位置する高級焼肉屋『うしごろも』だ。 ■コンソメスープ ■生雲丹と赤身の手巻き ■本日の旬野菜 ■牛炙りにぎり ■ユッケ(トリュフ添え) ■牛タルタル〜ハーブを添えて ■究極の黒タン ■厳選部位 塩 ■厳選部位 焼きしゃぶ  ■サラダ ■牛ヒレと旬野菜の春巻 ■厳選部位のステーキ ■口直し ■シャトーブリアンのミルフィーユ ■ザブトンのすき焼き ■特選ハラミ ■自家製アイスクリーム 金箔付き高級和紙に印字されたメニューを読むだけでも、よだれが出てくる! しかも、今日はジュンヤ君も一緒だ! なんてサイコーな日なんだ! お店は薄暗く、ムーディな照明と音楽が流れている。 半個室のテーブルの一角が鉄板カウンターになっていて、シェフが目の前で焼いてくれたお肉をすぐに頂けるようになっている。 薄暗い店内で、オレンジ色の照明に照らされているジュンヤ君は、ワンランク上の行き届いたサービスに目を輝かせているみたい。 「あ、ジュンヤ君…早速だけど…」 と、テーブルの下からそっと封筒を差し出すボク。 「あ、さーせん(笑)」 「あと、これも…」 待ち合わせ前に銀座三越で買ったモノを手渡す。 ジュンヤ君は三越の紙袋を不思議そうに見て、「これなに?」と言った。 「万年筆だよ!」 「はぁ…?」 「良い大人は良い万年筆を使わないとね…(^-^)-☆ボクの名前を彫って貰ったから、使う時にはボクのことを思い出してね!」 この時のために考えに考え抜いた台詞を言いながら慣れないウインクをするボクに、ジュンヤ君は「…はは…」と静かに笑った。きっと嬉しすぎて言葉にならないんだろう。 …さて… 「デュフッ…!飲み物は〜どうしようかな〜」 「…あ、モブ村さん、そのことなんすけど…」 「ボクはぁ、とりあえず生かな!すいませーん生くださーい!」 「あ、あの〜……」 「あと、生レモンサワーと、生グレープフルーツサワーと、柚子サワーで良いよね?」 「………………」 そうこうしている内に、一品目が運ばれてくる。 生雲丹と赤身の手巻きだ。 パクッ 「うーーーーん!美味〜!」 「美味え…!なんじゃこりゃ」 ジュンヤ君も、一口頬張るたびに目を丸くしている。 「オレ実はウニ苦手なんすけど、これは食えるっすね」 「ウニ大好きになっちゃうんじゃない?(笑)」 「かもしんねぇっすね〜(笑)」 ねっとりとした赤身肉を、生ビールで流し込むっ!カーッ!サイコーだ!今日が木曜日だなんて信じられないよ! 続々と運ばれてくる旬野菜、牛炙りにぎり、ユッケ(トリュフ添え)に舌鼓を打ちながら、ボクは生ビールを煽っていく。 ジュンヤ君は、生レモンサワーをちびちびと飲んでいるようだけど… 生グレープフルーツサワーと、柚子サワーには、まだ手を付けていない。 「ほらジュンヤ君も飲みな!こんな美味しいお店に来て、飲まないと勿体無いよ!」 「………でも……」 「さあさあ、一気!一気!」 「……………」 ジュンヤ君は、半分ほど飲みかけの生レモンサワーをじっと見つめると、意を決したようにグイッと飲み干した。 「…っぷはー!」 「良い飲みっぷりだね!さすが二十一歳!さ、もう一杯行こうか!」 「えっ?でも」 「ソレソレ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」 夕方の五時、オープン直後で人気もまばらな薄暗い店内に響くボクの下手くそなコール。 ジュンヤ君は、空になったジョッキから手を離して、二杯目の生グレープフルーツサワーに挑んだ。 「っごく…!ごくっごくっごくっ…!」 「ソレソレ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」 「…ごくっごくっごくっ…!…ぷはー…!」 「…デュフッ…デュフフッ…」 二杯目を飲み干したジュンヤ君は、「冷た…頭痛ぇ…」と額を抑えて俯いた。 「…お待たせしました。こちら右から、牛タルタル〜ハーブを添えて、究極の黒タン 、厳選部位 塩、厳選部位 焼きしゃぶでございます」 「あ、ノンアルの黒烏龍茶を四つお願いします」 「かしこまりました」 「いや〜最近メタボがヤバくてさぁ、ついに定期検診で引っかかって医者に注意されちゃったよ!」 「…そうなんすね…」 生ビールを飲み干したボクは、宝石箱のように輝く肉をひとつひとつ頂きながら、黒烏龍茶をちびちびと舐めた。 ジュンヤ君は一気した後、元気が無さそうに見えたけど、美味しいお肉を食べて少しずつ復活してきているようだ。 「そういえばジュンヤ君って、誰か芸能人に似てるって言われない?」 「あぁ、オレ、キンヌーの常田さんに似てるってよく言われます」 「キンヌー…?」 「知らないっすか?最近流行ってるバンドなんすけど」 「バンド?」 「超格好良いんスよ!オレ、似てるって言われるようになってから何となく意識しちゃって〜」 「へぇ〜〜…」 「服装とか、髪型とか、真似してるんす(笑)」 「ほら、これです」とジュンヤ君がスマホを見せてくる。 ジュンヤ君のスマホ写真フォルダは、キンヌーの常田とかいう男でいっぱいだった。 ………面白くないなぁ……… 「ジュンヤ君は、その男が好きなの?」 「好きって言うか…とにかく曲が格好良いんすよ!マジで聞いてください、絶対ハマりますから!」 そう、熱弁するジュンヤ君。ますます面白くない。 君が本当に大切にすべきなのは、誰なのか分かってないみたいだね? 「ところでジュンヤ君…最近何か困ってることとかない?」 「え?」 生レモンサワー、生グレープフルーツサワーを飲み干したジュンヤ君は、今は三杯目、柚子サワーの半分ほどまで飲んだくらいだ。 「ボクはジュンヤ君みたいな若い未来ある青年を応援したいんだよ、知ってるでしょ?」 「え……」 「君みたいな若者は、色んなことに挑戦して人生経験を沢山詰むべきなんだ!学校や職場では教えてくれない、大切な何かを掴むために、君の時間を費やすべきだよ!」 「…………」 「だからさ、ボクにできることなら何でも言ってよ!」 「…………」 「ほら、黙ってないでさ」 「………」 「……分かってるでしょ?」 デュフッ…… あぁ、君の目には、ボクが神様のように見えているだろうね。 君のことをこんなに考えて助言してくれるオトナ、ボクの他には、いないからね? ボクは、君のために言ってるんだよ。 オレンジのムーディな照明が照らす、薄暗い店内。 じゅうじゅうと、熱い鉄板で肉の焼ける匂い。 向こうのテーブルから聞こえる、若い男女の弾んだ声。 質の良い肉から上がる煙が、するすると換気口に吸い込まれていく。 ボクは、ニヤつく唇をねっとりと舐めた。 ジュンヤ君は、青い顔をしてボクの顔をじっと見ていたかと思うと、三杯目、柚子サワーを飲み干して… 四杯目、黒烏龍茶のジョッキを手にした。 「お待たせしました。牛ヒレと旬野菜の春巻 、厳選部位のステーキでございます」 「うわ、これまた美味しそうだ!パクッ…うーん!!美味!!」 美味しい肉料理に、ボクは次々と舌鼓を打つ。 追加注文した黒烏龍茶は、全部で四杯。 一杯は、ボクの分。 残りの三杯は…… カラン、と黒烏龍茶のグラスの氷が鳴った。 「ジュンヤ君がもし良いなら、来月からは条件上げようかなって思ってるんだよね」 「…………」 「ジュンヤ君と会う時間は、ボクに取ってかけがえの無い物なんだ!だからと言っては何だけど、そんな素敵な癒し時間をくれるジュンヤ君のために、ボクからのお礼を兼ねて…さ\(//∇//)\」 「…………」 「それとも、もう定期が良い?」 黒烏龍茶のジョッキを握ったまま、肉料理をじっと見つめているジュンヤ君。 その青ざめた顔に向かって、ボクは指を一本立てた。 「じゅう…?」 ジュンヤ君の目に光が戻り、怪訝そうに眉を顰めた。 『百万だよ』とボクは小声で囁いた。 「月に四回で、百万。大学講義の関係で木曜日がジュンヤ君にとって都合がいいなら、木曜日、毎週会おうよ。あぁもちろん都度があればそれは今まで通りお手当は渡すし、もちろんオトナも無しだよ」 「……」 「その方がジュンヤ君も助かるんじゃないかな」 お茶で十万、お食事で二十万。 そこから更に、毎週木曜日に会うだけで、百万円。 ジュンヤ君に会える時間が増えて、一緒に美味しい物を食べて… ボクもジュンヤ君の太パパになれるのなら、これ以上嬉しいことはない。 「あ、それとも、もしかして他にパパがいる?」 これには、NOだった。 「そう…じゃあ、どうかな?」 ボクは、用意していた封筒を取り出した。 「これはボクからのほんの気持ち。…受け取って欲しい」 空になったジョッキ、肉の乗った大皿が並んだテーブルに、厚い茶封筒を並べた。 百万円が入っている。 ジュンヤ君は迷った末にそれを受け取った。 「ありがとう。嬉しいよ。これからもよろしくね」 「…お願い…します…」 そう言うジュンヤ君の目は、宙を泳いでいた。 「お待たせしました。シャトーブリアンのミルフィーユでございます」 「こんなに肉食べてんのに、まだまだ食べ飽きないねぇ(笑)」 「…あの…モブ村さん……」 肉のミルフィーユを食べているボクに、青い顔をしたジュンヤ君が背中を丸めて、モジモジと話し掛けてくる。 「どうしたの?」 「あの…ホント申し訳ないんですけど……」 「ダメだよ」 モジモジしているジュンヤ君に、ぴしゃりと言い放つ。 「食事中に席を立つのは、オトナとして良くないよ。お店にも、お料理にも失礼だ」 「でも…」 「ジュンヤ君。何度も言ってるよね?これは君のために言ってるんだよ。君は、社会人として恥ずかしくない作法と礼儀を身に付けるべきだ」 「…はい…」 背中を丸め、内腿になりつつあるジュンヤ君は、しおらしく席に戻る。 気付いてたよ、もちろん。 そりゃあドリンクをあれだけ飲めば、トイレにも行きたくなるよね。 本当ならアルコールで赤くなるはずの顔色も、急激な尿意を我慢し続けて青くなっている。 「分かってくれて嬉しいよ。よし、じゃあ未来の社会人に乾杯しよう!」 「えっ」 「かんぱーい!」 肉料理のフルコースで満腹になりつつある胃袋が、パンパンになった膀胱を圧迫していることだろう。 尿意を我慢し続けて辛そうなジュンヤ君は、黒烏龍茶の最後のジョッキを半分ほど飲み干した。 デュフッ…デュフッ、デュフフフ…! しんどそうなジュンヤ君を眺めながら、ボクは黒烏龍茶を舐めるようにちびりと飲んだ。 コース料理がスタートしてから、たっぷり二時間は経っている。 ジュンヤ君に注ぎ込んだ生レモンサワーと、生グレープフルーツサワーと、柚子サワーと、二杯の黒烏龍茶。 時間の経過とともにドリンクはおしっこに代わり、じわじわとジュンヤ君のおしっこタンクを苦しめている。 今、ジュンヤ君の頭の中は『おしっこしたい』の気持ちでいっぱいだ。 『おしっこしたい』 『トイレに行きたい』 『漏れそう』 『漏れちゃう』 ほら、その証拠に、貧乏ゆすりが止まらないじゃないか。 たぷたぷになった君のおしっこタンクは最後まで我慢できるかな? 最後の黒烏龍茶一杯は、手付かずだ。 「お待たせしました。自家製アイスクリームでございます」 ボクが求めるおしがまの良さは、この瞬間にある。 最後の料理が運ばれて来た時の、『この料理を食べればトイレに行ける』という希望。 限界まで秒読み、漏らす寸前の膀胱と戦いながらの最後の一皿。 背中を丸めたり、伸ばしたり、股間のモノを握り潰したり、試行錯誤してどうにか尿意を逃がそうとしていたジュンヤ君も、その希望を前に、いま、必死でスプーンを握ろうとしている。 その時… 「コーヒーになさいますか?紅茶になさいますか?」 「…は…?」 ウェイターが運んできた二つの銀色のティーポット。 匠の技光る『極み』コースを締め括る、デザートと共に口にするサービスドリンクである。 「ボクはコーヒーをください。せっかくの機会だし、ジュンヤ君はコーヒーと紅茶どちらも頂きなさい。ミルクもたっぷりね。こんな良い焼肉屋で美味しいお茶を頂けるなんて、またとない機会だ」 コーヒーと紅茶、目の前に並べられた二つのティーセットを、ジュンヤ君は絶望的な顔で見ていた。 『おしっこしたい』 『おしっこしたい』 『おしっこしたい』 『これ以上飲んだら漏らしてしまう』 尿意を我慢していることをウェイターに悟られたくないのだろう、ジュンヤ君はどうにかこうにか顔を繕おうとしていたが、リミットがそこまで来ていることが、ボクには手に取るように分かった。 ボクが見ている前で、ジュンヤ君は二つのティーセットになみなみとミルクを注ぐ。 カップは、一三〇cc程度だろう。それが二杯で、つまり二六〇cc. 最後の黒烏龍茶、二百cc. ジュンヤ君のおしっこタンクの限界値は大体把握している。 本当なら、尿道から直接、食塩水でも注ぎ込んで実際値を測りたいところだけれど、それは難しい。だから、こうして会う度に少しずつ摂取量を増やさせて、測っている。 今日は少し『チャレンジ』してみたけど… もしかしたら、『失敗』しちゃうかもしれないね? 高級肉鉄板焼き肉『うしごろも』の自家製アイスクリームとコーヒー、ジュンヤくんの泣きそうな表情のマリアージュをゆっくり楽しみたかったけれど…仕方ない。 「ご馳走様。美味しかったね」 「…ごちそうさまでした…」 時刻は夕方六時半。たっぷり二時間以上掛けて二万二千円のコース料理と多量のドリンクで腹を限界まで膨れさせたジュンヤ君は、『おしっこしたい』でいっぱいになっていた。 集合時間の時はお高く止まった涼しい顔で、汚ねぇキモデブ・モブオヤジに高級焼肉をたかってたのに…ね。 お腹もいっぱい、懐もあったかくて、最高だね?ジュンヤ君。 会計から戻って来たボクは、テーブルにジュンヤ君の姿が無いのに気付いた。 勿論、行き先は考えるべくもない。 「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」 深々と頭を下げるシェフには目もくれず、ボクが向かったのは…男子トイレだ。 ジョボジョボジョボジョボ……! 小便器でおしっこをしているジュンヤ君の隣に並んで、ボクもおしっこ棒を取り出した。 「いや〜美味しかったねぇ」 「!?」 ジュンヤ君の手の間から、あったかいおしっこがジョボジョボジョボジョボと勢いよく飛び出して、小便器の壁を叩いている。 ボクが飲ませた生レモンサワー、生グレープフルーツサワー、柚子サワー、黒烏龍茶三杯、ミルクたっぷりのコーヒーと紅茶。それらが消化され、ジュンヤ君の腸を通り、腎臓、尿管、膀胱という名のおしっこタンクに溜まり、ジュンヤ君の体温と同じ温度のおしっことなって外に排出されているのだ。 ジョボジョボジョボジョボ……! ほかほかの蒸気を上げながら、勢いよく出続けるジュンヤ君のおしっこ。 「元気なおしっこだね〜!」 「…!!!」 ジョボジョボジョボジョボ……! 股間を覗き込むボクを遮るように、ジュンヤ君は手でおしっこ棒を隠そうとした。 でも、パンパンになった膀胱は、止まらない。 ジュンヤ君の意思に反しておしっこは出続け、ジュンヤ君は小便器の前から動けない。 漂うアンモニア臭。 ジュンヤ君の元気なおしっこは小便器の壁にぶつかって跳ね返り、膝の辺りへ飛んでいた。 その小さな水滴は、隣で用を足しているボクの方にも。すごいボーナスタイムだ! ボクも結構溜まってたから、最初はチョロチョロ、その後ビュンビュン勢いよくおしっこする。 二本のおしっこ放射線が仲良く並んで、まるで白い虹みたいだ。おしっこクロスさせたら、ジュンヤ君はどんな反応するんだろう?(笑) ジョボジョボジョボジョボ……! ジュンヤくんの若くて濃いアンモニア臭と、ボクのオジサン臭の混じったアンモニアが混ざって、ツンと鼻をつく。 ジュンヤ君の黄色いおしっこは小便器の下の排水溝の手前で淀みを作り、揺らいでいた。 あぁ、ジュンヤ君のおしっこって、匂いだけじゃなくて、色も濃いんだね。 って、それはたくさん我慢させちゃったせいかな?そっか、ボクのせいだったね(笑) ねえ、ボクに見れられて恥ずかしい? 「ふう……溜まってたおしっこ出すのって気持ちいいよね〜!気分爽快〜!もっと出そうかい〜!なんつって(笑)」 「!」 「あ、今の駄洒落分かった?ちょっとオジサン感出ちゃったかな〜(笑)」 ジョボジョボジョボジョボ……! 「…ぶるぶるっ…!…よっ…と…」 ボクの方は空になったので、ぴっぴっ、と膝を使っておしっこ棒を振っておしっこを切り、パンツの中へ仕舞う。 ジョボジョボジョボジョボ……! 尚も止まらないジュンヤ君のおしっこ音とハーモニーを奏でるように、ボクはハミングしながら手を洗った。

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