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スペシャルブルーとスーパーひなたんの股間すりすりエッチ

「はふっ、ん……おにい、ちゃん……」 「ん、ふん……ひな、た……」  窓辺で絡み合う二人の少年ヒーローの姿を、月明かりがはっきりと照らし出していた。  バトルジャージに着装した正義の戦士・スペシャルブルーこと天駆晴彦(あまく はるひこ)、そしてヒーロースーツ姿の宇宙パトロールの少年・スーパーひなたんこと翔日向(かける ひなた)だ。  彼らは互いに、戦士の着衣の股間部を、必死にこすり合わせている。 「はあ、おにいちゃん……スーツが、こすれて……ん、ああ……気持ち、いいよお……」 「僕も、ひなた……バトルジャージの、ん……こすれる感覚が、たまらない……」  ここは晴彦が所有するGOD(ジーオーディー)グループのプライベートビーチ。  海を臨む豪邸の寝室、キングサイズのベッドの傍らで、晴彦と日向は「商売道具」のかっこうで延々と愛し合っていた。  日もとっぷりと暮れ、満月が二人のなれそめをなめるように映し出す。 「日向、はしたない子だ……もう、こんなに、固くして……ん……」 「お兄ちゃん、こそ、ああ……ギンギン、じゃないか……ふう、ん……」  事が始まってからまだ10分程度しか経っていないが、彼らはすっかりとほてりあがっていた。  キスなどもう慣れたもので、唇も舌も快楽に麻痺してとろけきっている。  戦闘服ごしに乳首も勃起してきて、完全に体にフィットしているそこは、腫れあがってツンと屹立していた。  下半身も同様だ。  すっかり膨らみきったジャージと赤パンツはいまにも破裂しそうな勢いで、その先端は先走りの汁で湿りはじめている。  少年どうしの精液が混ざり合い、粘った糸を引いている。  あまりにも淫靡な光景だ。  年齢に伴う背丈の関係で、晴彦は身をかがめて体勢を低くし、日向は逆にがんばって背伸びをしている。  なまめかしい腰の動きは、まるで催眠術でもかけているかのようだった。 「はあ、お兄ちゃん……僕、もう、来そう……あそこが、んっ……爆発、しちゃいそうだよお……」 「んっ、日向……僕も、だ……ペニスが、ああっ……破裂、する……」  布越しにこすり合わせているだけなのに、二人はすでに絶頂を迎えようとしていた。  それほどに彼らの愛は深いのだ。  高まる気持ちを、もう誰にも止められはしない。 「あ、ああっ、お兄ちゃん! 来るっ、来るう! 僕っ、あっ、イっちゃうよおっ!」 「ああ、日向っ! 僕も、来るっ! イくっ、ああっ、イくううう!」  柔らかい生地が極限まで反り返る。  来たるべき解放へ向け、戦士たちの敏感な部分が、一気に膨れ上がった。 「あああああっ、爆発する! 僕のっ、おチンチンが! 爆発しちゃうよおおおおおっ!」 「ああっ、僕もっ! ペニスがっ! 破裂するうううううっ!」 「イくうっ! イく、イく、イく……イあああああっ、お兄ちゃあああああんっ!」 「ああっ、イく、イく、イく……ああっ、日向あああああっ!」  ビシュウッ! ビシュッ! ビシュッ! ビシュッ! ブシャアアアアアッ! 「ああああああああああっ!」  高まりに高まりきった欲望を、二人は布の中に解き放った。 「あ、あ、あ……あ、ん……」  白濁の放出は止まらない。  それは若さゆえ、そして愛ゆえにだ。 「ああ、ん……ふう、ん……」  ダムが貯水をすべてぶちまけたとき、二人の股間は愛の結晶で満たされていた。  精子だけではない。  汗、よだれ、鼻水、そして涙――  お互いへの愛を排泄という方法で表現し、二人の少年戦士の頭はからっぽになっていた。  芸術家が満足する作品を描いたとき、その死を迎えるように。 「お兄ちゃん……」 「日向……」  もう言葉すらいらない。 「んふっ、はふっ……」 「んん、あふっ……」  再び体を絡みつかせ、口の中を犯しあう。  こんなんじゃまるで足りない――  言うまでもないことではあるが、その確認のための合図だった。 「お兄ちゃん、僕……もっと、欲しい……」 「日向、僕だって……」  日向は左手を後ろから臀部(でんぶ)へ回した。 「お願い……ここに、()れて……」 「日向……」  ヒーロースーツ越しに(つぼみ)をクチュクチュといじる。 「ここに、お兄ちゃんのチンポ……欲しい……」 「……いい、のかい……?」  右手でベチョベチョになった前も愛撫する。 「お兄ちゃん、僕を……壊して……」 「……」  晴彦はためらったが、すでにレッドラインは越えている。  自身への(はずかし)めをねだるの少年ヒーローを目の前にして、それを拒むという選択肢を、彼は排除した。 「日向……!」  晴彦は日向をベッドの上へ押し倒した。  輝く満月は確かに見ていた。  絡み合う二つの若い肉体を。  とっかえひっかえ抱き合う少年たちの姿を。 「ああっ、お兄ちゃあああああんっ――!」 「はあっ、日向あああああっ――!」  永遠に終わらないように見えるその共同作業を、満月はいつまでも見守っていた。

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