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春風(はるかぜ)くんの秘密

春風(はるかぜ)くん→小○三年生、両親、高校生の姉がいる。いたって平凡な家庭。 内容→自慰(乳首メイン)  春風くんには人に言えない秘密がある。それはお布団の中で、あるいはお風呂場だったり、外では滅多にしないけど電車内で一回だけしたことはある。  きっかけは年の離れた姉の部屋に内緒で入ったときだった。普段は入ろうとすると怒られるけど、その日は姉である桜は友達の家にお泊まりに行っていたのだ。姉の部屋には漫画やアニメのグッズが沢山あって、見てるだけでも春風くんは楽しかった。本棚は仕切があって何列か並んでいるけど、ひとつだけカーテンみたいなもので隠されている棚があって、春風くんは前々からこの棚が気になって仕方がなかった。 「よいしょ……」  お父さんがよくする口調を真似て、そのカーテンを捲るとそこにはやはり本がある。もっと凄いものが隠されていると思っていたのか、春風くんはしょんぼりと肩を落とした。けどせっかく姉がいないのだから、とりあえず読んでみよう。そう思って一冊の本を手にすると、その場でぺたりと華奢なお尻をついた。 「……わぁ」  ページを捲っていけばそこには綺麗な男子高校生が二人、全裸で抱き合っている。春風くんの性知識は友達からちょっと聞いた程度でまだまだ浅いが、これがえっちなことだとは理解ができる。男性同士とかは、そこまで気にならなかった。なにより春風くんの興味を引いたのは可愛らしい男子が胸を触られている描写で、えっちなのはダメと思いつつもその場面が頭に焼付いてしまった。本を開きながらそうっと自らの平らな胸を服の上から触った瞬間に、階下から両親の声がした。買い物から帰ってきたのだ。慌ててその本は棚へと戻して、はーいって元気な返事をしながら階段を下りていった。  その日以降、春風くんは秘密を抱えるようになる。 「んんっ、ん、はぁ……♡」  二階にある自室のベッドで、春風くんは幼い顔に似合わない艶やかな吐息を溢している。布団はしっかり肩まで被っているけども、もぞもぞと身動いでは体を震わせていた。布団の下ではお母さんと一緒に選んだキャラクターもののパジャマが……可愛らしいそのパジャマ越しに、春風くんの小さな手は自らの平らな胸を揉んでいた。 「あうっ♡ん、きもちい…♡もっと♡」  もみもみしてると、指先にぷっくりした感触。そこを指でかりかり♡ってしたら腰がぞわぞわする。それがよくて、何度もこうしてしまう。 「は、は、だめ……昨日もしたのにぃ♡」  昨日というか、ほぼ毎日している。いつもえっちなのはダメ、もう終わり、そんな葛藤を抱えながら、けど次の日の晩にベッドに入るとむずむずがやってきて、結局こうして触ってしまうから終わりがない。 「んぅ…っ♡ちょっとだけなら、いいよね……?」  誰に許しを得ているのか、春風くんにもわかっていない。体がぽかぽかして、暑いのを我慢できなくなる。ばっと布団を横へ退けて、可愛いパジャマの上を脱ぎ捨てた。部屋は真っ暗なのは怖いからほんのりオレンジ色の常夜灯はついている。その光に照らされた胸元にはぴんっと健気に主張する乳首がふたつ。ここ半年ほどずっと弄り続けたせいか、同年代と比べると乳輪や乳頭がふっくらしていることを春風くん本人は気づいていない。 「あ、あっ♡んん、や、すりすり、いいっ♡」  ドキドキって心臓を高鳴らせながら、春風くんは乳頭を人差し指ですりすりと撫で始めた。甘い痺れのようなものが胸から伝わって、声を我慢するのも必死な様子である。ぷりぷりの乳首は弾力があって、すりすりくらいでは指を押し返すほどだ。そこで、春風くんは負けじと指先への力を強めた。 「ひんッ♡んあっ♡あっ♡だめ、つよいのだめぇ♡♡♡」  ぷりんとした乳頭を指先が何度も上下へと弾く。ちょっと痛いのに、でも先っぽはじんじんってしてて、この快感が癖になっている。弾いて、弾いて、柔らかなサーモンピンク色の粒が充血して、赤味を帯びていた。 「はう、あ、んッ♡」  ごくりと生唾を飲み込んで、春風くんは少しだけ迷っているようだった。ふにふにって乳頭を押して、乳輪をなぞったり……。 「こ、これで終わるから……」  意を決したのか春風くんの指は乳頭に狙いを定めて、きゅむっ♡と小さな粒を指先で挟んだ。そのままこりこり♡と指先を動かせば、柔らかそうな背中を仰け反らせ、きゃう♡なんて可愛い声をあげた。 「あ、だめっ♡おむねがッ♡んんッ♡あうっ♡こりこりって~~ッ♡だめ、だめなのに♡ひうっ♡おっぱいきもちーのとまんないぃ♡♡♡」  薄い唇からは涎を垂らして、なんとか小声にはしているもののさっきからじんじんがずっと増してきている。この感覚を追いかけるのは怖いのに、手を止めることはできない。こりこり♡こりこり♡小さな手で粒を捏ねくり回し、そのうちぎゅううっ♡と痛いくらいにそこを摘まんだら、子犬のような鳴き声をあげて、春風くんは腰を突き上げた。 「は、は、はぁ♡また、しちゃったぁ……♡」  へこへこと腰を動かすのは本能からくるもので、実際に春風くんのちんぽからはなにも出ていないのだが、全身にしっとり汗を掻いて、ふっくらしたほっぺは紅潮している。乳首イキしているのだが、もちろん春風くんにそんな知識はないので、ただぼんやりと気持ちがよかったと、でもえっちなことをする僕は悪い子だって、またしても後悔する夜を迎えるのだ。 end.  

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