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不思議な蜜

「これ……な、に……?」 「くっ――!!!」 トモキの小さな手が、尻の下で硬く聳り立った愚息を撫で回す。 「あっ!」 自分が撫で回しているものの正体に気づいたのか、トモキが真っ赤になって驚いて愚息から手を離し、立ち上がった。 「く、クリスさん……それ……」 トモキの視線の先には赤黒く聳り立つ、完全に勃ち上がった愚息があり、目を丸くして驚いている。 「ああ。もう隠しても仕方がない。愛しいトモキの可愛い声を聞いただけでもうこんなに昂ってしまったよ」 「うそ……っ、こんなに、おっきぃ……っ」 「くっ――! 煽らないでくれ」 「煽るって……さっきもそう言ってましたよね?」 「ああ。トモキの反応ひとつひとつに私の身体はすぐに反応してしまうのだ。今だって、トモキに触れられて、見つめられただけでもうこんなだ」 ああ。 こんなふうに驚かせるつもりではなかったのに。 つい、トモキの声に興奮しすぎてトモキの可愛い尻に擦り付けてしまったがためにこのようなことになってしまった……。 この分だと、到底交わりについて話すなど難しいな……。 「あの……もう一回……触ってみて、いいですか?」 「えっ? ん――っ!!」 突然のトモキからの言葉に驚いている間に、トモキのあの柔らかな手が愚息に触れる。 さっき落ち込んで少し萎えそうになっていた愚息は息を吹き返したように天を向いて聳り立った。 「わっ! もっとおっきくなった!」 てっきりまた怖がらせると思っていたのに、なぜかトモキは嬉しそうに愚息を撫で続ける。 「と、トモキ……これが怖くないのか?」 「えっ? だって、生理現象ですよね? 怖いなんてあるわけないです」 「そ、そうなのか?」 「だって僕、医者を目指してたんですよ。一応、人間の生理現象の類には詳しいつもりです。ただ、他の人がこんなふうに勃起するところを実際に目にしたことがないので確かに驚きましたけど、それはクリスさんのがすごく立派だったから驚いただけで、こんな状態になるのを驚いたわけじゃないですよ」 ああ……確かに医師を目指していたと言っていたな。 医師ならば、身体の仕組み的に興奮してこうなることはわかるというわけか。 だが、実際に昂ったモノをみたことがないということは、その点ではトモキはまっさらだということは間違いない。 「私だけというのは恥ずかしい。トモキのモノにも触れさせてくれないか?」 「えっ? 僕の……? でも……」 「私のにも触れたのだからいいだろう?」 「えっ、あ……確かにそうですよね」 そう言ってトモキは素直に私の前に立ち、可愛いモノを見せてくれた。 愚息に触れて少し興奮してくれたのか、ほんのり首をもたげている。 ゆっくりとトモキの可愛いモノに手を伸ばすと、 「んんっ――!!」 と可愛らしい声を漏らした。 「どうした?」 「な、んかさっき、みたいにビリって強い刺激が……っ」 「ふふっ。感じてくれてるんだな。嬉しいよ」 「感じる?」 「ああ。身体の仕組みに詳しいなら、ここがこのあとどうなるかも知っているのだろう? ほら」 「あ、えっと……ここ、から……んっ、せいえき、がぁ……ああっん!」 「正解だ。お利口さんにはご褒美をあげないとな」 「え……ご、ほう、び……?」 刺激にとろけきっているトモキを抱き上げ、もう一度私の膝に乗せ、愚息と共にトモキの可愛いモノを握り込んだ。 「ひゃ――っ、んや――っん、な、に……きもち、いぃ……っ」 「何も考えずにそのまま気持ち良くなればいい。ああっ、私も最高に気持ちがいい」 「ああっ、やぁ――っん、だ、めぇ……っ、でちゃ、う……っ、ああっ!!」 トモキはあっという間に絶頂を迎え、蜜を弾けさせトモキの白く柔らかな腹に飛び散った。 その可愛らしいイキ顔に昂った愚息も続くように私も蜜を放った。 「うわ、なんだ……っ」 自分の蜜が今までにみたこともないほど濃厚で強い匂いを放っている。 こんなこと初めてだ……。 慌てて洗い流そうとすると、ぐったりと私に身を預けていたトモキが 「いいにおい、がする……っ」 と私の手を自分の鼻に近づける。 「トモキ、これはだめ――っああ!」 急いで止めようとしたが、その前にトモキはその蜜を口に含んでしまっていた。 「だ、大丈夫か?」 そう尋ねつつも、私もみたことがないような濃いものを舐めてしまうなんて大丈夫なわけがない。 急いでトモキの顔を見れば、トモキはなんとも嬉しそうな顔で笑っていた。 「おいしぃ……っ」 「えっ? 本当に?」 「もっと、ほしぃ……っ」 そう言って、トモキは嬉しそうに私の手を舐めていく。 トモキの舌がぺろぺろと舐めていくのをみているだけで、さっき蜜を放ったばかりの愚息がまた昂ってくる。 どこまで貪欲なんだ、こいつは。 それにしても、トモキがこんなにも美味しいと言ってくれるとは……味覚に違いでもあるのか? あれは苦くて舐められたモノではないはずなのに……。 そう考えると、私もトモキの蜜を舐めたくなってきた。 私も甘く感じるのだろうか? 少し緊張しながら、トモキの腹に飛び散ったトモキの蜜を指で掬いなめとった瞬間、眩い光に包まれた。 「わーっ!」 「なんだ、これは?!」 突然の閃光に驚きつつもこの光には覚えがある。 まさかあの時の光か? 「やぁっ! クリスさんっ!! 怖いっ!!」 光の中でトモキの安全だけを考える、 決して離したりはしない! 私はギュッとトモキを抱いたまま、光がおさまるのをただひたすらに待ち続けた。
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